COLUMNコラム
新生児が寝すぎるのは自閉症の兆候?チェックリストも紹介
「赤ちゃんが寝すぎて心配…」
「自閉症なのでは?」このように悩んでいるママやパパもいるのではないでしょうか。
新生児の寝すぎは問題ないことがほとんどです。異常がない場合は起こさず見守ってあげましょう。それでも心配という方は、自閉症の特徴を確認するとよいでしょう。
そこで今回は、自閉症の特徴とあわせて、新生児が寝すぎているときに起こすタイミングについて解説します。赤ちゃんが寝すぎて不安に感じているママやパパは、ぜひ参考にしてください。
新生児の寝すぎは問題ないことがほとんど
新生児の寝すぎは、問題ないことがほとんどです。「寝る子は育つ」という言葉があるとおり、眠っている間に成長ホルモンが分泌されて、赤ちゃんの発達を促してくれます。何も異常が無い場合は、心配せずに見守ってあげるようにしましょう。
ごく稀にではありますが、寝すぎる原因が発達障がいの場合もあります。自閉症の子どもがいるママの約6割が「新生児の頃によく寝ていた」と回答した調査もあります。ただし、発達障がいであっても、新生児の時期には医師でも判断ができないことがほとんどです。過度に心配しないようにしましょう。
自閉症スペクトラム症(アスペルガー症候群)とは
自閉症スペクトラム症は発達障がいのひとつです。対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴が見られます。原因は不明ですが、脳の発達の過程で何らかの違いが生じると考えられています。特性はさまざまで、社会生活や学業において不便を感じることも多いでしょう。
しかし、適切なサポートを受けることで社会生活や学業に適応し、自立した生活を送れるようになっていきます。
新生児の自閉症の特徴【チェックシート】
新生児の自閉症の特徴は以下のとおりです。
・視線が合いにくい
・表情が乏しい
・抱っこ嫌がる
・些細のことでも激しく泣く
・ひとりで寝ていても起床時に泣かない
自閉症の場合、上記のような様子が見られることがありますが、新生児の時期には医師でも判断ができないことがほとんどです。過度に心配しないようにしましょう。
自閉症について下記の記事でも詳しく解説しています。
新生児が寝すぎているときの起こすタイミング
新生児が寝すぎていても特に問題はなく、異変がなければ無理に起こす必要はありません。しかし、以下のような場合は起こしたほうがよいでしょう。一つずつ詳しく見ていきます。
- 肌や唇が乾燥している
- 尿量が少ない
- 顔色が悪くぐったりしている
- 体重の増えが悪い
肌や唇が乾燥している
赤ちゃんの肌や唇が乾燥しているときは、起こして授乳してあげましょう。脱水症状の可能性があります。新生児は体温調節機能や水分調整機能が未熟なため、脱水症状を起こしやすいといえます。普段から水分補給に気をつけ、脱水症状の予防に努めましょう。
尿量が少ない
長時間オムツが濡れていない場合も脱水症状が考えられます。このような場合も起こして授乳してあげましょう。
顔色が悪くぐったりしている
顔色が悪くぐったりしている場合も起こしてあげましょう。低血糖や脱水症状の可能性があります。授乳をしても症状が改善しないときは、かかりつけの小児科を受診しましょう。
体重の増えが悪い
なかなか体重が増えない場合は、こまめに起こして授乳してあげましょう。生後1ヶ月健診で体重が順調に増加しており、異常が無ければ問題ありません。
まとめ
今回は、新生児が寝すぎていることについて解説しました。赤ちゃんが寝すぎていることに不安を感じるママやパパもいますが、新生児の寝すぎは問題ないことがほとんどです。「寝る子は育つ」という言葉があるとおり、眠っている間に成長ホルモンが分泌されて、赤ちゃんの発達を促してくれます。ただし、肌や唇が乾燥していたり、長時間おしっこがでていなかったりする場合は、起こして授乳してあげましょう。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。