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【1歳・2 歳・3歳・4歳・5歳】自閉症スペクトラム症(ASD)のチェックリストを紹介

運動療育がもたらす効果

自閉症スペクトラム症(ASD)とは、発達障がいのひとつです。社会的なコミュニケーションの困難さや、強いこだわりがあるのが主な特徴です。「子ども自閉症かも?」と感じても、実際に自分で判断することは難しいでしょう。

 

そこで今回は、自閉症の特徴をチェックリストとして年齢別に紹介します。支援についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

自閉症スペクトラム症(ASD)とは

自閉症スペクトラム症(ASD)とは、発達障がいのひとつです。社会的なコミュニケーションの困難さや空間・人・特定の行動に対する強いこだわりなど、さまざまな特性がみられます。原因は完全には解明されていませんが、脳の発達の過程で何らかの違いが生じると考えられています。

自閉症スペクトラム症(ASD)の特性は、社会生活や学業においてさまざまな困難を抱えることがあるでしょう。しかし、適切な療育や教育を受けることで、社会生活や学業に適応し、自立した生活を送れます。

 

自閉症スペクトラム(ASD)のチェックリスト

自閉症スペクトラム(ASD)の特徴を、チェックリストとして年齢別に紹介します。

  • 【0・1・2歳】のチェックリスト
  • 【3・4・5歳】のチェックリスト

【0・1・2歳】のチェックリスト

0・1・2歳の自閉症スペクトラム(ASD)の特徴は次のとおりです。

・泣くことが少ない
・抱っこを嫌がり暴れることがある
・些細のことでも激しく泣く
・目が合いにくく焦点が定まらない
・些細な物音ですぐ起きる
・ひとりで寝ていても起床時に泣かない
・指差した方向を見ない
・あやしても笑わない
・表情が乏しい
・発語が遅い
・呼んでも振り返らない

自閉症スペクトラムには感覚過敏という特徴があります。上記のような特徴は、感覚過敏が原因で見られることがほとんどです。

感覚過敏については下記の記事で詳しく解説しています。

感覚過敏の子どもに当てはまるチェックシートを紹介!対策についても

 

【3・4・5歳】のチェックリスト

3・4・5歳の自閉症スペクトラム(ASD)の特徴は次のとおりです。

・一人で遊ぶことが多い
・こだわりが強い
・冗談が通じない
・人に興味を示さない
・空気を読むことが苦手
・ルーティーンが崩れることを嫌う
・物を置く場所は同じでなければいけない

3歳以降はコミュニケーションに着目します。幼稚園や保育園で友達と一緒に遊べているか、人に興味を持てているか、などです。また、普段の会話の中で、冗談が伝わっているか、空気が読めているかなども観察してみるとよいでしょう。

 

自閉症の子どもの苦手を克服するには

ここでは、発達障がいの支援のひとつである療育について紹介します。療育とは、障がいのある子どもやその可能性がある子どもに対して、一人ひとりの障がい特性や発達状況に合わせておこなう支援のことです。将来の自立や、社会参加などを目的としています。

次の内容について詳しく見ていきます。

  • 療育を受けるメリットは多い
  • 受給者証の取得が必要
  • 療育施設を見つける

療育を受けるメリットは多い

療育を受ける主なメリットは次のとおりです。

・専門家による適切なサポートを受けられる
・自己肯定感が向上し苦手の克服につながる
・さまざまな体験から成長のきっかけができる

療育は、専門的な視点から一人ひとりの特性を理解するので、適切な支援が受けられます。苦手を克服する手助けとなり、子どものありのままを認め、自己肯定感を高めていきます。また、子どもの良さを伸ばすための適切なはたらきかけや、関わり方を学べるのも療育の特徴です。

療育を通じて、子どもの大きな成長に期待できるでしょう。まずは実際に体験してみてください。

 

受給者証の取得が必要

療育を受けるためには、「受給者証」の取得が必要です。市区町村の自治体が交付し、療育などの福祉サービスを受けるために利用されます。受給者証の取得により療育の利用金額を支援してもらえるため、基本的に自己負担額は1割で済みます。

「通所受給者証」と「入所受給者証」の2種類があるため、それぞれ対応する施設を利用するために申請が必要です。自治体によって申請方法や必要な書類が異なるため、事前に確認して必要な書類を用意しましょう。

 

療育施設を見つける

お住まいの市区町村に障がい児通所支援の利用について相談します。それから複数の事業所を見学し、通いやすさやサービス内容、施設の雰囲気を確認し、子どものニーズにあっているかを確認します。特に、子ども自身が楽しめているかは非常に重要です。モチベーションを維持することが難しくなり、療育の効果が十分に発揮されないからです。子どもが積極的に療育に取り組めるような環境を探してあげましょう。

利用したいサービスが決まったら必要書類をそろえて市区町村に申請してください。必要な書類は市区町村によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

 

まとめ

 

今回は、自閉症スペクトラム症(ASD)の特徴について解説しました。自閉症は、社会的なコミュニケーションの困難さや空間・人・特定の行動に対する強いこだわりなど、さまざまな特性が見られます。社会生活や学業では生きづらさを感じることも多いでしょう。しかし、適切な療育や教育を受けることで、社会生活や学業に適応し、自立した生活を送れます。

子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。

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