COLUMNコラム

感覚過敏の子どもに当てはまるチェックシートを紹介!対策についても

運動療育がもたらす効果

「感覚過敏とは?」
「感覚過敏の対策が知りたい…」
このような悩みや疑問を抱えているママやパパも多いのではないでしょうか。

この記事を読むことで以下の内容についてわかります。

  • 感覚過敏の特徴と対策
  • 感覚過敏の原因
  • 感覚過敏と発達障がいの関連性

詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

【チェックシート】感覚過敏の特徴と対策

感覚過敏には以下のような種類があります。

  • 聴覚過敏
  • 視覚過敏
  • 味覚・嗅覚過敏
  • 触覚過敏

それぞれの特徴と対策を解説します。

聴覚過敏

聴覚過敏の子どものチェックリストは以下のとおりです。

聴覚過敏チェックリスト

  • サイレンなど大きな音を怖がる
  • 雷や風船が割れる音など突然の音を嫌う
  • 笛やピアノの音など高い音を嫌う
  • ドライヤー、洗濯機の音などの生活音が苦手

音の刺激をどのように感じているかは本人にしかわからないため、聴覚過敏の子どもは周りからは分かりにくい特徴があります。耳に入る音刺激を減らすことは聴覚過敏の対策として有効です。ドアが閉まる音や椅子が床とこすれる音などは、ドアや椅子にクッションシートを付けたり静かに動かしたりすることで音の発生を抑えられます。

耳栓やイヤーマフ、ノイズキャンセリングイヤフォンなどを使用して聞こえる音の種類をより少なく、音量を小さく抑えることもおすすめです。

 

視覚過敏

視覚過敏の子どものチェックリストは以下のとおりです。

視覚過敏のチェックリスト

  • 太陽の光や明るいライトのもとでは下を向く、目を細める
  • 真っ白な紙を見つめていられない
  • 動いている物に対して苦痛を訴える
  • 集中してテレビを見た後などに頭痛やめまいを訴える

視覚過敏は聴覚過敏と同様に周りの大人からはわかりづらい特徴があります。チェックリストの様子が見られたら聴覚過敏の可能性があるので注意深く観察してみましょう。目に入る光の量を減らすために、外出時はつばのある帽子をかぶるのが効果的です。また、「これから明るい場所に出るよ」など事前に説明しておくことでこれから刺激があることを予測でき、安心感を得られます。

味覚・嗅覚過敏

味覚・嗅覚過敏の子どものチェックリストは以下のとおりです。

味覚・嗅覚過敏のチェックリスト

  • 他の人が気づかないようなにおいに気づいたり不快に感じたりする
  • 好き嫌いが多い
  • 混ざった味やにおいが苦手
  • レストランやフードコートなどにおいがこもる場所が苦手
  • 特定の味や食感が苦手
  • 苦い味や酸っぱい味が苦手
  • 辛い味や塩辛い味が苦手
  • 食感や温度が苦手

味覚・嗅覚過敏は味やにおいに関する過敏です。食べ物の好き嫌いが極端にある場合は過敏かもしれません。栄養が偏るからと無理に食べさせると、食事の楽しみを感じられなくなるため注意が必要です。においや味が混ざると苦手な子どもには、可能な限り違うお皿で料理を出してあげるとよいでしょう。

嫌いなにおいがある空間ではマスクをつける、好きなアロマをしみこませた紙を用意しておくなどの工夫も効果的です。

触覚過敏

触覚過敏の子どものチェックリストは以下のとおりです。

触覚過敏のチェックリスト

  • 歯磨き・爪切り・洗髪など誰かに触られることを嫌がる
  • 後ろから触られたりテーブルの下で足がぶつかるなど、目に見えない場所で触られることを嫌がる
  • 扇風機の風やシャワーを痛がる
  • 特定の衣類を嫌がる、もしくは好んで着る

触覚過敏の子どもは、誰かに触られることを不快と感じることがあります。歯磨きや爪切りなどは、ある程度の年齢になったら自分でしてもらうとよいでしょう。服の素材は子どもが好むものを取り入れたり、縫い目のないシームレス素材を取り入れてみてください。お気に入りのタオルなどを持っておくことで、安心感が得られます。

 

感覚過敏の原因

感覚過敏の原因は、脳の機能や身体的な疾患、ストレスなど複数の原因が関係していると考えられています。発達障がいやてんかんなどの場合は、大きな音がそのまま伝わったり、多くの刺激に対して過剰に反応したりしてしまうでしょう。

身体疾患を持ち、目や耳などの感覚器官が十分に機能できていない状態であれば、感覚過敏の状態が引き起こされる可能性があります。

 

感覚過敏と発達障がいの関連性

自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥・多動性(ADHD)などの発達障がいがある場合は、高い割合で感覚過敏や感覚鈍麻などの状態がみられることがあります。しかし症状には個人差があるため、子ども一人ひとりの訴えや表情をしっかりと観察し、適切な関わりを持つことが大切です。

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まとめ:感覚過敏は外部の刺激に対して過剰に反応してしまうこと

今回は、感覚過敏について解説しました。感覚過敏は以下の種類に分けられます。

・聴覚過敏
・視覚過敏
・味覚・嗅覚過敏
・触覚過敏

それぞれの特性を理解し、適切な対応をとることが大切です。

子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。

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