COLUMNコラム
ADHDの子ども特徴とは?軽度・中度・重度の違い
「ADHDの子どもの特徴が知りたい」
「軽度や中度、重度の違いは?」
今回はこれらの悩みや疑問を解決します。本記事では以下の内容についてわかります。
- ADHDの子どもの特徴
- 軽度・中度・重度の違い
詳しく解説するので参考にしていただけたら幸いです。
ADHDの症状
ADHDの症状について詳しく見ていきましょう。
- 多動性
- 衝動性
- 不注意
- 軽度・中度・重度の違い
多動性
ADHDの子どもは、じっとしていたり、静かにしていたりすることが苦手な特性があります。座っていても手足をいじっていつも落ち着きがなかったり、騒いで動き回るなどの特徴がみられます。
衝動性
思考よりも先に行動に移す傾向があり、反射的な反応や即座の欲求が強く見られます。我慢することが苦手であり、順番を待てず割り込んだり、会話の流れや雰囲気を気にせず発言したりするなどの特徴があります。
不注意
注意・集中することが苦手な特性です。物事を忘れたり、物をなくしたり、集中力がなく飽きっぽいなどの行動や事象が持続的に現れることがあります。
軽度・中度・重度の違い
ADHDの診断基準により、該当する項目数から症状の軽度・中度・重度を医学的に判断可能です。しかし、それら症状の程度はほとんど意味がないとされています。たとえば、すべての項目に該当していても症状が軽度であるケースや、逆に一つしか当てはまらなくても日常生活に大きな困難が出ている重度の場合もあるからです。
症状の程度の区別を重要視するのではなく、子どもの特性や日常生活にどれぐらい影響が出ているのかを把握して、周囲の理解と協力のもと、適切なサポートと快適に生活が送れる環境を提供することが大切です。
感覚過敏について
感覚過敏とは、周囲の音や光などの刺激に対して過敏な状態です。多くの場合は、聞こえない音や光を感じるため注意力が多方面に散ってしまうという特徴があるため、ADHDのようなトラブルが起きやすいともいわれています。感覚過敏を引き起こす原因として、原始反射であるモロー反射の残存が考えられます。モロー反射を調えることでADHDの症状が寛解する可能性も期待できるでしょう。
モロー反射は運動によって調えられるので、気軽にLUMOへお問合せください。
ADHDの子どもへの接し方
ADHDの子どもへの接し方を詳しく解説します。
- 穏やかな口調で的確な指示をだす
- コミュニケーションと理解
- 自己肯定感の促進
穏やかな口調で的確な指示をだす
ADHDの子どもに対しては、穏やかな口調で明確な指示を与えることが重要です。感覚過敏などにより、大きな声に対して恐怖を感じる子どももいるためです。
また、一度にたくさんの情報を伝えるのではなく、ひとつずつ確認しながら伝えましょう。作業の分割や整理、視覚的な補助教材(チェックリストやマインドマップなど)を活用して、子どもが理解しやすくなるようなサポートが大切です。
コミュニケーションと理解
ADHDの子どもに対して、気持ちや意見を尊重することが重要です。子どもの感情や思考に寄り添い、積極的にコミュニケーションを図っていきましょう。普段の生活での困難やストレスについて話し合い、理解しながら支援することで自己認識と情緒の安定にもつながります。
自己肯定感の促進
ADHDの子どもに対し、自己肯定感を高めてあげることが大切です。ADHDなど発達障がいの子どもは失敗してしまうことも多く、自己肯定感が下がりがちな傾向にあります。自己肯定感が低いと少しの失敗や間違いでもネガティブに捉えてしまいがちですが、自己肯定感が高いと失敗しても諦めず、前向きな姿勢がみられるようになります。
自己肯定感を高めるためには、成功体験を積んだり、たくさん褒めてあげたりすることが重要です。言葉がけひとつで子どもの自己肯定感を高められるので、日々の言葉がけを意識して、子どもの自己肯定感を育んでいきましょう。
まとめ:ADHDを理解し適切なサポートを心がけよう
ADHDの子どもに対してはママやパパが特性を理解し、適切な対応やサポートをすることが重要です。成功体験や取り組みの努力を積極的に認め、自己肯定感を高めてあげてください。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。