COLUMNコラム

発達障がいの理解|やめてと言ってもやめない子どもへの対処法

運動療育がもたらす効果

「子どもがやめてと言ってもやめなくて困っている…」
「やめてと言ってもやめないのは発達障がいが原因?」

今回はこれらの悩みや疑問を解決します。本記事では以下の内容についてわかります。

 

  • 発達障がい・グレーゾーンについて
  • やめてと言ってもやめない子どもへの対応

詳しく解説するので参考にしていただけたら幸いです。

 

発達障がい・グレーゾーンについて

発達障がい者支援法において発達障がいは、下記に類する脳機能障がいであり、その症状が通常低年齢において発現するものと定義されています。発達障がいの種類によってやめてと言ってもやめない原因や傾向は異なります。それぞれの特性を理解することが重要なので、詳しく解説します。

  • 自閉症スペクトラム症(ASD)
  • ADHD(注意欠如・多動性障がい)
  • 学習障がい(LD)
  • 発達障がいのグレーゾーン

自閉症スペクトラム症(ASD)

自閉症スペクトラム症とは、対人関係が苦手・強いこだわりがあるなどの特徴をもつ発達障がいのひとつです。コミュニケーションが困難なため、言葉ではうまく伝わらないことがあります。言葉以外のコミュニケーションを用いたり、予定を細かく決めたり、予期せぬ変更を避けることが大切です。

 

ADHD(注意欠如・多動性障がい)

ADHDは、じっとしているのが苦手、思いつくとすぐ行動してしまうなどの症状が特徴です。注意欠如・多動症、注意欠如・多動性障がいとも呼ばれます。言葉で伝えていても別のことに気を取られてしまうことがあります。行動のスケジュールを設定し、予測可能な環境を提供することが大切です。

 

学習障がい(LD)

学習障がいは、知的発達に遅れはないが、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論するなどを苦手とします。学習上さまざまな困難に直面するため、ストレスで問題行動を引き起こすことがあります。特性やニーズに合わせた個別指導を提供したり、視覚的支援(図やグラフ)を活用したり、理解を助けてあげることが重要です。

学習障がいについては下記の記事で詳しく解説しています。

https://gotoschool-web.heteml.net/lumo/2023/10/16/kids-keisandekinai/

 

発達障がいのグレーゾーン

発達障がいグレーゾーンとは、診断基準をいくつか満たしているものの、全て満たしているわけではないため、医療機関では診断されなかった場合に表現されます。人と関わるのが苦手だったり、勉強が苦手だったり、困りごとが生じる可能性があるため、早めに気づき適切な支援を提供することが重要です。

 

やめてと言ってもやめない子どもへの対応

 

やめてと言ってもやめない子どもに対しては、以下のことを意識するとよいでしょう。

  • 肯定的な声がけをする
  • わかりやすく簡潔に指示をだす
  • 状況に応じて様子を見ることも重要

肯定的な声がけをする

やめてと言ってもやめない子どもに対して、肯定的な声がけが有効です。「〜はダメ」「〜しないで」など否定的な声がけは、行動がよりエスカレートすることがあります。例えば、「走らないで」は「歩いてね」のように指示します。ママやパパにとっては慣れが必要なので、普段から意識してみるとよいでしょう。

自分からやめるのを待つ

問題行動をあえて気づかないふりをして、良い行動に移れたら褒めるのが効果的です。問題行動をとってもママやパパは注目してくれない、よい行動をとると注目してくれるということを学習させるためです。子どもはなんとか注目してもらおうと問題行動がエスカレートするかもしれません。

それでも何も気づいていない態度を貫いてください。そして子どもが良い行動に移れたら褒めてあげましょう。

普段からたくさん褒める

褒めてあげることで自己肯定感が高まります。子どもは肯定されると自信がつき、自分で考えて行動できるようになります。普段から褒める機会を増やすことが重要なので、どんな些細なことでも構いません。「ご飯食べれたね」「歯磨きできたね」など、毎日当たり前にしていることでも褒めてあげましょう。

 

まとめ

発達障がいの種類によってやめてと言ってもやめない原因や傾向は異なります。そのため、まずはそれぞれの特性を理解することが重要です。やめてといってもやめない場合は、以下の対応を意識するとよいでしょう。

・肯定的な声がけをする
自分からやめるのを待つ
普段からたくさん褒める

子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。

 

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