COLUMNコラム
【計算ができない・苦手】発達障がいの可能性も?【学習障がい】
「子どもが計算が苦手な原因が知りたい…」
「改善方法はある?」
今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。本記事では以下の内容についてわかります。
- 子どもが計算が苦手な原因
- 計算が苦手な子どもへの対処法
詳しく解説しているので、参考にしていただけたら幸いです。
計算が苦手な理由は学習障がい(LD)の可能性がある
計算が苦手な原因は、学習障がい(LD)の可能性が考えられます。学習障がい(LD)について詳しく解説します。
- 学習障がい(LD)とは
- 算数障がい(ディスカリキュリア)
- 読字障がい(ディスレクシア)
- 書字障がい(ディスグラフィア)
学習障がい(LD)とは
学習障がい(LD)は発達障がいのひとつであり、知的発達に遅れがないにもかかわらず、読みや書き、計算など特定の領域の学習を苦手とします。
学習障がい(LD)の種類は以下のとおりです。
学習障がい(LD)の種類
- 算数障がい(ディスカリキュリア)
- 読字障がい(ディスレクシア)
- 書字障がい(ディスグラフィア)
それぞれ次項で詳しく解説します。
算数障がい(ディスカリキュリア)
算数障がい(ディスカリキュリア)には、以下の特徴があります。
算数障がい(ディスカリキュリア)の特徴
- 数字を覚えるのが苦手
- 計算が苦手
- 数列や図形が苦手
- 推論が苦手
読字障がい(ディスレクシア)
読字障がい(ディスレクシア)には、以下の特徴があります。
読字障がい(ディスレクシア)の特徴
- ひらがなやカタカナの読み書きが遅い
- 単語や文章の読み間違いが多い
- 文章の意味を理解するのが苦手
- 音読が苦手
- 漢字が覚えるのが苦手
書字障がい(ディスグラフィア)
書字障がい(ディスグラフィア)には、以下の特徴があります。
書字障がい(ディスグラフィア)
- 文字を書くのが遅い
- 文字の形が崩れる
- 文字の向きや大きさがバラバラになる
- 字が汚い
- 文章をつくるのが苦手
学習障がい(LD)の子どもは学習に遅れがでて苦手意識をもったり、学習に対する意欲がさがったりすることが考えられます。しかし、早期に発見・適切な支援を受けることで、学習の遅れを最小限に抑え、子どもの可能性を最大限に引き出せるでしょう。
計算が苦手な子(算数障がい)の支援
算数障がい(ディスカリキュリア)の支援方法について紹介します。
- 算数障がい(ディスカリキュリア)の子どもへの対処法
- 療育を受ける
算数障がい(ディスカリキュリア)の子どもへの対処法
算数障がい(ディスカリキュリア)の子どもは、たくさんの問題を解くより少ない問題をゆっくりと丁寧に解くことが大切です。わからない問題は答えを教えるだけでなく、道筋までフォローしてあげるとよいでしょう。
また、表で覚えたり計算機を使ったりすることも効果的です。たとえば、九九の暗算では、口に出して覚えるよりも表で視覚的に見たほうが覚えやすいこともあります。また、計算自体が重要でない問題では計算機やそろばんを使うことで理解が進むためおすすめです。
子ども確認しながら、適切な学習環境を提供していくとよいでしょう。
療育を受ける
療育は、一人ひとりの特性や発達状況に合わせて困りごとや苦手の克服、将来の自立、社会参加などを目指しておこなう支援です。子どもに合った環境で学ぶことで必要なスキルが身につけやすくなります。
学習障がい(LD)は、自信の低下につながりやすく、不登校になってしまうことも考えられるでしょう。最悪の事態を防ぐために、早期療育をおすすめします。
まとめ:算数障がいは子どもの自信低下になるため早期療育を
算数障がい(ディスカリキュリア)は学習障がい(LD)のひとつです。数字を覚えることや計算、数列や図形が苦手である特徴があります。学習障がい(LD)は自己肯定感が下がってしまうことも多く、最悪の場合不登校になってしまうことも考えられるます。
早期に発見、早期療育を受けることで、学習の遅れを最小限に抑え、子どもの可能性を最大限に引き出せるでしょう。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。