COLUMNコラム

発達障がいによる二次障がいとは?症状や予防法を解説

運動療育がもたらす効果

「発達障がいの二次障がいとは?」
「二次障がいを防ぐ方法は?」

このような疑問や悩みを解決します。二次障がいとは、発達障がいにより自分に自信をなくしてしまい、別の問題が引き起こされることをいいます。

本記事では以下の内容についてわかります。

  • 発達障がいによる二次障がいの症状」
  • 二次障がいの予防法

詳しく解説するので参考にしていただけたら幸いです。

 

発達障がいによる二次障がいの主な症状

二次障がいとは、発達障がいにより自分に自信をなくしてしまい、別の問題が引き起こされることをいいます。

発達障がいによる二次障がいは、主に以下の2種類に分けられます。

  • 内在化障がい
  • 外在化障がい

内在化障がい

内在化障がいは、発達障がいを含め、自分に対するいら立ちや葛藤が自分に向けて表現される症状のことです。

 

具体的には以下の症状が見られることがあります。

内在化障がいの症状

  • 不安障がい
  • 抑うつ
  • 引きこもり
  • 対人恐怖
  • 心身症
  • 依存症
  • 強迫性障がい
  • 摂食障がい
  • 統合失調症

外在化障がい

外在化障がいは、自分に対するいら立ちや葛藤が他者に向けられる形で表出する症状のことです。

具体的には以下の症状が見られることがあります。

 

外在化障がいの症状

  • 行為障がい
  • 家出
  • 他者に対する敵意
  • 攻撃性
  • 反抗挑戦性障がい
  • 反社会的行動
  • 触法行為

大人になってからではなく、小学校低学年から症状が見られることもあります。

 

発達障がいによる二次障がいについての相談場所

深刻な二次障がいを引き起こさないためには、早めに生活の困難に気づき、適切な機関へ相談することが重要です。

主な相談先は以下のとおりです。

 

  • 精神保健福祉センター
  • 発達障がい者支援センター
  • 児童相談所
  • 子育て支援センター
  • 療育センター
  • 発達支援事業所

上記のように、発達障がいや二次障がいのことについて相談できる窓口はさまざまです。症状を悪化させないためにも、早めの相談をおすすめします。

 

発達障がいによる二次障がいの予防法3選

二次障がいの予防法を3つ紹介します。

  • ストレスを溜め込まない
  • 生活リズムを調整する
  • 自己肯定感を高める

ストレスを溜め込まない

発達障がいの方が二次障がいにならないためには、ストレスを溜めず、計画的に発散する機会を提供することが重要です。発達障がいの場合、生活の困難や自分を理解してもらえない苦しさなどからストレスを感じやすくなります。ストレスの原因を具体的に把握して、事前に避けることが大切です。

また、興味のあることや好きなことをする時間を設け、ストレス発散の機会をあたえてあげましょう。

 

生活リズムを調整する

規則正しい生活が送れているか、見直すことがおすすめです。栄養や睡眠、運動などが不足していると自律神経やホルモンバランスが崩れるため体調不良になりやすく、ストレスにも弱くなります。栄養・睡眠・運動はどれかひとつだけでなく、すべて意識しなければいけません。

まずはできることから始め、少しずつ生活リズムを整えていきましょう。

 

自己肯定感を高める

発達障がいがあると、自己肯定感が低くなりやすい傾向にあります。自己肯定感が低くなると自分に自信がもてないため、自分を責めるようになり、消極的になってしまうかもしれません。結果、ストレスを溜め込みやすくなります。自己肯定感を高めるためには、多くの成功体験を積むことが大切です。

まずは、ママやパパが発達障がいの特性を理解することが重要です。失敗を否定せず、些細なことでも褒めてあげましょう。また、習い事は成功体験を積みやすいのでおすすめです。

おすすめの習い事は下記の記事で紹介しています。

不登校の子どもが習い事をすることについて|習い事のその後に起こる変化

 

まとめ

二次障がいとは、発達障がいにより自分に自信をなくしてしまい、別の問題が引き起こされることです。発達障がいによる二次障がいは、主に以下の2種類に分けられます。

二次障がいの種類

  • 内在化障がい(不安・抑うつ・引きこもりなど)
  • 外在化障がい(行為障がい・家出・他者に対する敵意、攻撃性など)

二次障がいを防ぐためには、ストレスを溜めないように生活リズムを整えたり、自己肯定感を高めたりしてあげることが大切です。

子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。

TOPお知らせ一覧発達障がいによる二次障がいとは?症状や予防法を解説

まずは無料体験!