INTERVIEWインタビュー

感覚が改善されて落ち着いてきましたし、側転や後転を自分から練習する姿も出てきました。

はるきくんのお母様

年齢・性別 8歳・小2・男の子
症状 ASD
お悩み 発語がないのでコミュニケーションが苦手。集団行動が苦手。
パニックで飛び出してしまう。沢山の選択肢が苦手。不器用。
希望 発語できるようになってほしい。自分でできることを増やしてほしい。
好きなことややりたいことを一つでも多く見つけてほしい。

当施設では子どもの正常発達を考えたリハビリ・トレーニング・運動教室を行っております。
今回、当施設に通っていただいている子のご家族様にお話を伺いました。

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お子様の発達にご不安を覚えたのはいつ頃ですか?
実は2歳くらいまでまったく喋らなかったんです。お恥ずかしい話ですが、この子の兄も遅かったからいいかなと思ってました。でも、3歳くらいで幼稚園入園に際し、やはりほかの子とコミュニケーションがとれないので、発達検査をしました。はっきりとした結果は出なかったんですが、その小児科の先生は「まず、市の児童発達支援センターに電話して相談したほうがいい」とおっしゃいました。
診断されるまでにどのような経緯がありましたか?
はるきは、全く喋らないけれど目が合わないわけじゃないし、すごく大人しくて困り事があるわけでもなかったんです。それを発達支援センターの方に話したら、「じゃあ検査せずに様子見でもいいんじゃないですか?」と言われました。その上「検査は待ちますよ。1年待ちますけどいいですか?」という感じで、助言も一切なかったんです。だから私も、もういいかって気持ちになってしまいました。でもその一年後、やっぱり全然喋らないんです。これはと思って、再度、発達障がい専門医に診ていただきました。先生も「これ以上は困るよね」とおっしゃって、その病院で検査してくださることになり、ASDと判明したんです。
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どんなことで悩まれていましたか?
幼稚園では、喋れないからまわりに危害を加えてしまうことがあって、「とにかく困っています。大変です」と先生から言われて悩みました。思いをうまく伝えられないためにパニックになって、急にどこかへ飛び出したりしてしまうんです。それを改善するために、言葉が出てほしいと思っていました。通っていた児童発達支援でも、やることがわからないとイライラしますし、たくさんの選択肢から自分で選ぶことも難しいようでした。
公園遊びでも、順番を代わることができない。私がみっちりついてまわりに気を遣わないといけないのもしんどくて。せっかくはるきが好きなことをしていても、「あかんで」って私が注意してしまうのは、本人にもよくないと思っていました。
運動療育を探されたきっかけを教えてください。
発達障がい専門医に、特に言葉が出ない理由を尋ねたら、「自分という感覚が希薄。勉強よりまず感覚をしっかりさせることが近道」と言われたからです。でも、小学校入学後に通う放課後デイサービスとは、一般に学習型なのだろうと思っていたので、通い先を見つけないまま入学しました。そしたら、支援級でもちょっと大変で、これは小学校以外に本人が伸びていく場所、発達が促される場所がいるなと思い直しました。運動が一番のストレス発散になるのではとも思っていましたので、再度運動に特化した施設を探しました。
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LUMOを選んだ理由は何でしたか?
運動特化型の施設のなかでも、感覚の確立を一番に考えるなら、LUMOでした。実は通う前からLUMOのブログを拝見していましたが、具体的に“こんな活動にはこんな効果がある”と書かれているので、はるきが通うのをイメージしやすかったんです。
それに、私には色々と新鮮でした。それまで通った児童発達支援は、基本的に預かるだけ。やりたいことの見守りに徹するので、はるきは電車やプラレールでしか遊ばない。好きなことややりたいことが増えていかないのも、疑問でした。
LUMOなら、決まったプログラムの中で感覚を刺激して、この子のペースを大事にするからいいなと思いました。自分で選ぶこともまわりに合わせることも難しいはるきでもやっていけると思いました。
無料体験のご感想を教えてください。
通うことにした最終的な決め手は感覚統合でした。バランスボールに本人を乗せてもらって「こういう動きになってしまうのは、こんな原始反射が残っています」と具体的に教えてもらいました。気になっていた体のぎこちなさとその根拠が繋がったんです。それがとれたら、本人はもっと楽しくなると思いました。あるいは、はるきは顔の絵を描くと口を描かないので気になっていたんですが、その理由が、本人の視界に入っていないからだとお聞きしました。そのせいで口の動きも見られていないから当然喋れないということを教えてもらってすごく納得したんです。
本人もLUMOの運動体験を楽しんでいました。うちの子は言葉だけが特に出ないので、どこへ通うにも意思疎通の面で初めがちょっと大変なんです。でも、終わりになったら“もっとやりたかった”と不満になるくらい楽しかったみたいです。
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LUMOに通ってみて、率直にどう感じていますか?
ほかの発達障がいの支援に比べて、一歩進んでいる感じがします。感覚統合を本人のペースでしていくことで、今後どうなっていくのかすごく楽しみです。
満足している点の一つは長い時間預かってもらえる点です。我が家には兄もいるのでいろんな習い事を見ますが、1時間の運動って実質の中身は短いですよね。特に発達のゆっくりな子はもっと短い時間しか活動できないのじゃないかと。そんななか、LUMOは比較的時間の長いクラスもあるのがすごくいいと思います。時間が短いとどうせすぐ迎えに来るしって甘えがあるかもしれないけれど、離れる時間が長ければ自分で解消しないといけなくなります。おかげで、学校以外で私から離れることも、自分のことも、だいぶできるようになってきましたし、体力もついてきました。
多分学校では精神的にとても疲れるんだと思うんですが、そんな日でもLUMOに行くことを嫌がることはないです。LUMOで運動するとすごくリフレッシュして元気そうに帰ってきてくれます。
これからも通い続けますか?
そうですね、本人が楽しそうに通っているんです。ちょうど今、側転や後ろまわりを家でコソッと練習しているんです。今までダンスの練習をしていることはチラッと見たことがあったけれど、自分で練習してみようという姿が見られるようになったんです。“やってみよう”、“これどうやったっけ?”、と自分で思い出してとり組む姿が出てきたので、ぜひ継続したいと思います。
どんな課題が解決してきていますか?
本人はだいぶ落ち着いてきましたし、感覚の刺激で字を書くことも改善されてきています。
私自身も、LUMOで原始反射を知って、子どもへの理解ができてきたと思います。本人ができないことや困っていることが、ちょっと理解できるようになったのがすごく大きいんです。もっと悩んでいたときは、こうなってほしいというはっきりした課題がありましたけれど、ゆっくり一つずつ、ちょっとずつでいいのかなって思うようになりました。今では、よそのお母さんや学校の先生が怒ってはったら子どもがかわいそうやなって思うようになりました。発達障がいでないお子さんであっても、原始反射の関係でやってしまうことがあると思いますから。
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LUMOの魅力や、どんな方に勧めたいか教えてください。
自分の子に困っている自覚があるお母さん、同じ悩みを抱えるお母さんに勧めたいですね。一般的な教室では落ち着いて活動できない子、あるいは字が上手に書けない子に、運動ができて改善もできるよと言いたいです。
また、悩みをLUMOの先生と共有できることがいいですね。有名な運動教室の名前を聞くと皆さん納得しますけれど、ただ元気で運動しておけばいいのじゃないし、うちのように通えない子もいます。実際、「ちょっと困ってんねんな」と思っているお母さんにはLUMOを勧めているんです。そういうお母さんには、学校にもほかのお母さんにも言いにくいことを喋れる場所がすごく大事です。

TOP感覚が改善されて落ち着いてきましたし、側転や後転を自分から練習する姿も出てきました。

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