INTERVIEWインタビュー

「階段を降りられない」という悩みがたったの1ヶ月で解決してしまい、驚きました。

まひろくんのお母様

年齢・性別 6歳・年長・男の子
症状 自閉症、軽度の知的障がい
お悩み こだわりが強く、同じ素材・同じ色のズボンだけをはく。
階段が降りられない。臆病で消極的。興味の幅が狭い。
希望 階段がスムーズに降りられるようになってほしい。
興味の幅を広げ、スムーズな集団行動に繋げてほしい。

当施設では子どもの正常発達を考えたリハビリ・トレーニング・運動教室を行っております。
今回、当施設に通っていただいている子のご家族様にお話を伺いました。

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お子様の発達にご不安を覚えたのはいつ頃ですか?
実は3歳半くらいには、自閉症ではないかという心配がありました。例えば同じ素材、同じ色のズボンしかはかないという洋服のこだわりがあまりに強いこと。また、反復運動をしたり、言葉が出ないときにクレーン現象があったり、指差しができないことも気になっていました。それらの特徴をネットで検索していくと、自閉症の症状そのままだと感じました。
LOMOを知って、興味を持たれた際、どのように感じましたか?
ネットで近所の運動療育先を検索したら、運動に特化している施設としてLUMOが紹介されていました。そこで早速HPを拝見しましたが、知らなかった情報が詰まっていました。赤ちゃんだけの反応と思っていた原始反射が、もう5歳になるうちの子に残存しているかもしれないという驚きと、原始反射の統合で解決しようとするアプローチが存在すること自体への驚きとがありました。そして、“本当に原始反射を統合していけるのか、 統合したらどうなるのか”という興味と期待を持ちました。
また、運動を通してチャレンジ精神を育てたいとも思いました。臆病なうちの子は、絶対にできることしかやりません。こちらが勧めても「怖いからやらない」と言って、興味があっても経験がなければためらいます。運動を通して積極的になることで、興味の幅を広げたり、友達との関わりを学んで、スムーズな集団行動に繋がったら嬉しいと思いました。
LUMOに通ってみて、率直にどう感じていますか?
すごく積極的にいろんな物事に取り組む姿勢が見られるようになりましたので満足しています。本人も「楽しかった」と帰ってきますし、「今日運動教室はある?」とよく聞いてくるので、生活の一部になっていると思います。
例えば、まひろは小学校の放課後デイサービスと同じ時間に通っていますが、まひろの通う縦割り保育園とLUMOのクラス編成は似ています。その上、LUMOに通うお兄さんお姉さんはすごく優しいので、輪に入りやすいようです。楽しそうな雰囲気を直に感じることで一緒にやってみたいと思えるのか、意欲的に参加できていることがよかったと思います。
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どういった点に満足していますか?
例えば、語彙力がついたことです。最初の頃はLUMOから帰宅後に感想を聞いても要領を得ませんでしたが、いまは何をしたかはっきり言えるようになりました。言葉が増えたとよく言っていただけるのですが、縦割りのなかでのやり取りが影響していると思うのです。
さらに、LUMOでできるようになったことが自信にも繋がるようで、家でもそのことを嬉しそうに報告してくれます。私もできるようになるなんて思いもしなかった壁逆立ちなどを習得して、「やったよー!」と嬉しそうに見せてくれるのです。意欲的になったというか、精神的な成長があると思います。
“階段を降りる”という課題は解決しましたか?
はい。たったの1ヶ月で解決してしまいましたので驚きました。
通い始めて1ヶ月後くらいに、最寄り駅の階段をスタスタと勝手に降りていくのです。私のほうがあまりにびっくりして、「ちょっと待って!」と追いかけました。そんなにすぐに効果が出るものかと本当にびっくりしました。親としては、見守るべきか悩みながらも年齢だけ重ねていく焦りがあって本当に困っていたので、とても感動しました。
その上、すごくチャレンジ精神がつきましたし、いろんなことに興味を持つようになりました。苦手なことや興味のないことには、あからさまに向き合わない子でしたが、そういうこともなくなりました。
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そのほかに、成長を感じることはありますか?
実は、今年5月に再度、発達検査をしたのですが、まひろの運動能力が年齢相当の上限を超えたことがわかって驚きました!そもそも走ることは好きそうだと私も思っていましたけれど、そこまで運動が得意そうには思えなかったのです。実際まひろには、滑らかに体を動かすような協調運動は難しいだろう、運動神経も高くないだろうと思っていたのです。まして、運動が好きかもわかりませんでした。ですから、その結果は親としても衝撃的でしたし、保育園の先生にも運動能力がすごいと褒められます。
そのせいか、LUMOでできるようになったことを、ほかの場所で何かと披露したがります。保育園や別の療育先の先生に褒められたら、「またLUMOで頑張るんだ」と本人は答えるようです。運動を機に、自己肯定感などを高める相乗効果が生まれていると思います。
LUMOの魅力とはどんなところでしょうか?
まず、楽しめる運動療育だというところです。そして、まひろのように、階段をスタスタ降りられるようになった運動療育の効果です。階段を昇ることができても降りられない、手を繋いでも一段ずつしか降りられない子は意外といるんじゃないかと思うのです。通学路の歩道橋に限らず、学校内にも階段はあります。また、体幹が弱かったり、何をするにも臆病、興味があってもあと一歩が踏み出せない子は障がいのある子に多いと思います。一歩踏み出してやってみたら楽しかったとなれば、次の意欲に繋がると思います。そして、できることが増えると、課題も乗り越えていけます。まさしくうちの子がそうでしたから、自信を持ってその魅力を伝えたいですね。

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