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10ヶ月でお座りができない赤ちゃんへの対処法は?発達障がいの可能性について解説

運動療育がもたらす効果

10ヶ月を迎えた赤ちゃんがお座りができない場合、不安になるママやパパは多いでしょう。しかし、赤ちゃんの成長には個人差があり、遅れが必ずしも問題を意味するわけではありません。

本記事では、10ヶ月でお座りができない原因や発達障がいの可能性について解説します。

 

10ヶ月でお座りができない原因と障がいの可能性

 

10ヶ月でお座りができない場合、発達の個人差やカラダの成長過程によるものが多いですが、まれに障がいや発達の遅れが関与していることも考えられます。

赤ちゃんの発達の個人差について

赤ちゃんの成長は一人ひとり異なり、同じ10ヶ月でも発達の進み具合はさまざまです。例えば、寝返りやはいはいが遅めだった場合、お座りがしっかりするまでに時間がかかることがあります。また、生活環境やカラダを動かす機会の多さも発達に影響します。

このように赤ちゃんの成長には幅があるため、ママやパパは焦らず見守ることが重要です。経過を観察し、無理なくその子のペースに合わせて過ごすことが安心につながります。

 

発達障がいの可能性

お座りの遅れだけでは、脳や筋肉に異常があると判断できません。赤ちゃんが名前を呼ばれた際に振り向いたり、周りのおもちゃに手を伸ばして遊んだりする行動が見られる場合、深刻な障がいではない可能性もあるでしょう。

ただし、赤ちゃんの成長に不安がある場合は、小児科医への相談が必要です。医師のアドバイスを受けることで必要なサポートが明確になり、ママやパパも安心して育児に取り組めます。

 

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10ヶ月の成長・発達目安

 

10ヶ月は赤ちゃんの成長が一段と進む時期です。この段階での発達は、運動能力や精神的な発達、遊び方の変化に表れます。これらを基に赤ちゃんの発達状況を確認できます。

運動能力

生後10ヶ月は、カラダ全体の筋力が発達し、動きが一段とスムーズになる時期です。多くの赤ちゃんがつかまり立ちを覚え、家具や壁を頼りに立ち姿勢を安定させる様子が見られます。また、つたい歩きを始める子も増え、これまでより広い範囲を移動できるようになるでしょう。

さらに、親指と人差し指を使った「つまむ」動作が上手になり、小さな物を掴んだり、おやつを口に運べるようになります。手指の細かい動きと脳の連携が進んでいる証拠であり、運動能力の成長だけでなく知覚や判断力の発達も表しています。

 

精神発達・言語能力

生後10ヶ月は、赤ちゃんの精神的な発達が目覚ましい時期でもあります。例えば、名前を呼ばれると振り向く、ママやパパやの声に反応するなど、基本的なコミュニケーション能力が育ち始めます。

言葉を話し始めるのはまだ先ですが「マンマン」「バババ」などの音を発し、音をまねる動きが活発になるのが特徴です。これらの行動は言語を学ぶための基礎段階であり、音を聞いて口や舌を使う感覚を発達させていく過程です。

また、感情表現も豊かになり、楽しいときには笑い、知らない人や状況に対して警戒する仕草を見せるなど、心の成長も観察できます。

 

遊び方の特徴

10ヶ月の赤ちゃんは、運動能力が発達することでよりアクティブな遊びに関心を示します。はいはいで移動したり、つかまり立ちをして手を伸ばすなど、遊びの範囲が広がります。この時期、転倒や怪我を防ぐために家具の角を保護するなどの対策が必要です。

また、指先が器用になり、積み木を積む、パズルのピースを動かすといった細かい動作を楽しむようになります。さらに、音楽に合わせて体を揺らしたり、声を出したりする行動も見られるでしょう。

ママやパパの動きを真似る遊びを通して、赤ちゃんの好奇心とコミュニケーション能力が育まれます。

 

10ヶ月でお座りができない場合の対応

 

9〜10ヶ月の段階でまったくお座りができない場合は、かかりつけの小児科へ相談しましょう。お座りができない理由には、発達の個人差や一時的な筋力不足が含まれることが多いですが、念のため専門家の判断を仰ぐことが安心につながります。

赤ちゃんの成長には個人差があるため過度に心配せず、適切なフォローアップを行いながら温かく見守りましょう。

 

まとめ

10ヶ月でお座りができない原因は、多くの場合発達の個人差や筋力の成長途中によるものと考えられます。ただし、9〜10ヶ月の段階でお座りがまったくできない場合や他にも気になる様子がある場合は、かかりつけの小児科を受診して医師の判断を仰ぐことをおすすめします。赤ちゃんの成長を支えるためにも、専門家と相談しながら適切なサポートをおこないましょう。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。

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