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4歳の男の子が言うことを聞かない理由は?対処法や発達障がいの可能性について解説

運動療育がもたらす効果

子どもが言うことを聞かず困っているママやパパも多いでしょう。「自分が」の欲求が主だった3歳に対し、4歳になると他人を意識した自己主張に変化するため、言うことを聞かない行動が目立つようになります。

本記事では、4歳の男の子が言うことを聞かない理由や対処法、発達障がいの可能性について解説します。

4歳の男の子が言うことを聞かない理由

3歳までは「自分が」という欲求が主でしたが、4歳では他人を意識した自己主張に変化するため、言うことを聞かない行動が目立つようになります。

言葉やカラダは発達しますが、感情のコントロール力が未熟なため、反抗的な発言や泣きわめくことも少なくないでしょう。

 

4歳の男の子が言うことを聞かないときの3つの対処法

4歳の男の子が言うことを聞かないときの対処法を3つ紹介します。以下で詳しく見ていきましょう。

信頼関係を築く

まずは、子どもと信頼関係を築くことが重要です。できていないことを指摘するのではなく、日常の中で子どもができていることに注目します。

例えば、「今日はおもちゃを片付けてくれてありがとう」のように、具体的な行動を褒めるとよいでしょう。これにより、子どもは「自分を見ていてくれている」「自分のことを思ってくれている」と感じ、安心感と信頼感を抱きます。

 

肯定文で伝える

子どもに何かを伝える際には、肯定的な言い方をすることが効果的です。例えば、「おもちゃを片付けよう」と伝えることで、何をすればよいのかが明確になります。

「おもちゃを出しっぱなしにしないで」のような否定的な言い方は、ネガティブな印象を与えやすいので避けるべきでしょう。また、1度に伝えることは1つだけにすることで、子どもが混乱せずに行動しやすくなります。

 

理由を聞く

子どもが言うことを聞かない理由や、要望を理解することも重要です。頭ごなしに叱るのではなく、「どうしてそれをしたくないの?」と尋ねることで、子どもの気持ちや考えが理解できます。

たとえその要求をすべて受け入れられなくても、ママやパパが話を聞こうとする姿勢は、子どもに伝わるはずです。これにより、子どもは「自分の意見が尊重されている」と実感できます。

 

4歳の男の子が言うことを聞かないときのママやパパのNG行動

ここでは、4歳の男の子が言うことを聞かないときについやってしまいがちなママやパパのNG行動を3つ紹介します。以下で詳しく解説します。

頭ごなしに叱る

子どもが言うことを聞かないと、ママやパパとしてはつい頭ごなしに叱ってしまうこともあるでしょう。しかし、これは逆効果となり、子どもの成長や親子関係に悪影響を及ぼす可能性もあるかもしれません。

子どもはまだ小さく、すべての行動に理由があるわけではありません。しかし、頭ごなしに叱られると、子どもは次のように感じることがあります。

・理不尽に感じる
・愛されていないと誤解する

このような誤解は、子どもの自尊心や親子の信頼関係に悪影響をおよぼすこともあるでしょう。子どもが言うことを聞かないとき、まずはママやパパ自身が落ち着くことが大切です。

子どもの立場に立ってわかりやすく説明し、理解を深めます。これにより、子どもの自尊心を保ちながら、親子の信頼関係を築きやすくなります。

 

脅しや罰を与える

子育ての中で、子どもが言うことを聞かないとつい脅しや罰に頼りがちです。しかし、これらの方法は一時的に効果があるかもしれませんが、長期的には望ましくない結果を招く可能性があるでしょう。

子どもは、罰を避けるためだけに行動を変えることになり、内面的な理由で「正しいことをする」意識が育ちにくくなります。脅しや罰に頼らず教育することで、子どもは自己規制を学び、内面的な動機付けを持って行動するようになります。

 

自己肯定感を下げる

叱ることは育児において避けられない場面もありますが、自己肯定感を下げないようにすることが大切です。自己肯定感は、子どもの成長やココロの健康にとって重要な要素になります。

自己肯定感を下げないためには、子どもの気持ちに寄り添い、共感を示すことが大切です。片付けをしないで遊び続ける子どもに対しては、「まだ遊びたかったんだね。でも、おもちゃを片付けるのも大事なんだよ。」のような声がけが効果的です。

叱る際には、子どもの行動に焦点を当て「悪い行動」に対してだけ指摘し、人格を否定しないようにしましょう。

発達障がいの可能性について

4歳の男の子が言うことを聞かない行動が頻繁かつ一貫して見られる場合、その背景には発達障がいの可能性があるかもしれません。発達障がいは、早期に適切なサポートを受けることで、子どもの成長と発達に大きな改善が期待できます。

気になる行動が続く場合は、速やかに医師や専門家へ相談するのがおすすめです。

 

まとめ

今回は、4歳の男の子が言うことを聞かない理由や対処法、発達障がいの可能性について解説しました。4歳では、他人を意識した自己主張に変化するため、言うことを聞かない行動が目立つようになります。

言葉やカラダは発達しますが、感情のコントロール力はまだまだ未熟です。頭ごなしに叱らず、子どもの気持ちに寄り添い共感を示し、自己肯定感を下げないことを心がけるとよいでしょう。

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発達障がいやグレーゾーンによる困りごとは、ぜひLUMOへご相談ください。

 

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