COLUMNコラム
人見知りが激しい子どもは発達障がいが原因？改善方法を紹介
「子どもの人見知りが激しい…」
「発達障がいの可能性もある？」
このように悩んでいるママやパパもいるのではないでしょうか。子どもの人見知りは発達の一環として見られる現象ですが、発達障がいの場合は、より人見知りが激しくでてしまうこともあります。人見知りが強いとさまざまな困りごともでてくるでしょう。
本記事では、子どもの人見知りが激しい原因と改善方法を詳しく解説します。
子どもが人見知りする期間
子どもの人見知りは発達の一環として見られる現象であり、一般的には生後5ヵ月から7ヵ月頃に始まり、2歳頃には落ち着く子が多いとされています。この期間の個人差はありますが、人見知りは健全な発達の兆候の一つとも考えられています。
人見知りの原因は、子どもが「見知らぬ人」と「馴染みのある人」の区別がつき始め、不慣れな人々や環境に対して警戒心を抱くようになるからです。これは、子どもが自分と他者を識別し始めた証でもあります。
子どもの人見知りの現れ方
人見知りの現れ方には、泣いたり、しがみついたり、見知らぬ人に対して顔を背けたりするなどがあります。ママやパパやや馴染みのある人々に安心を求め、見知らぬ人に対しては不安や恐怖を示します。
これは、子どもが安全と感じる範囲や人物を認識し、その範囲外のものに対しては警戒するという自然な心理反応です。
人見知りが激しい子どもの発達障がいの可能性について
発達障がいだからといって人見知りが激しくなるわけではありません。しかし、発達障がいの子どものなかに人見知りが多いのも事実です。例えば、自閉スペクトラム症（ASD）の子どもは、社会的コミュニケーションに困難を抱えていることが多くあります。
具体的には、非言語的なコミュニケーション（ジェスチャーや顔の表情を読み取る）や、対人関係のニュアンスを理解することが困難です。また、注意欠如・多動性（ADHD）の子どもの場合、衝動制御や集中力の維持が難しいため、周囲と調和を取るのが困難です。
このような発達障がいの症状が、人見知りの行動につながっていると言えるでしょう。
人見知りの改善方法
人見知りを改善するためには、次の2つの方法が有効です。
- 集団行動の機会を増やす
- 専門家へ相談する
集団行動の機会を増やす
集団行動の機会を増やすことは、人見知りの子どもが社会的スキルを向上させるのに効果的です。ただし、いきなり大人数ではなく、まずは小さなグループから始めるとよいでしょう。少人数のグループでの活動を通じて人との付き合い方の基本を学び、自信をつけていきます。
例えば、ペア活動や小さなグループゲームを通じて、他の子どもたちとの相互作用を促すことが効果的です。このような環境では、子どもは過度のプレッシャーを感じることなく、社会的スキルを自然に身につけられるようになります。
専門家へ相談する
人見知りが激しく、集団行動が難しい原因の一つに、モロー反射の残存が考えられます。
モロー反射とは原始反射の一つで、原始反射が残っていると自分自身をコントロールすることが困難だったり、本来の生体リズムをうまく刻めていなかったり、学業や運動能力、社会生活にも影響がでる可能性もあるでしょう。
子どもたちの成長と発達をサポートするために、原始反射を調えることは欠かせない要素と言えます。実際に、モロー反射を調えることで集団に対応できるようになったという例も多く聞かれています。
モロー反射は運動によって調えられるので、気軽にLUMOヘご相談ください。
まとめ
今回は、人見知りが激しい原因や改善方法を紹介しました。子どもの人見知りは、発達の一環として見られる現象であり、生後5ヵ月から7ヵ月頃に始まり、2歳頃には落ち着くことが一般的です。
しかし発達障がいの場合、特性により、人見知りがより激しくでてしまうこともあります。人見知りが激しいと、集団行動の困難など、さまざまな影響がでてしまうでしょう。そのため、早期の適切なサポートが重要になります。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。