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2歳児のつまさき歩きの原因は?発達障がいの可能性について解説

運動療育がもたらす効果

子どものつま先歩きが気になるママやパパもいるのではないでしょうか。子どものつまさき歩きは、成長の過程で見られることもありますが、2歳を過ぎても継続的に見られる場合は、発達障がいの可能性も考えられるでしょう。

本記事では、2歳児のつまさき歩きの原因と、発達障がいの可能性について解説します。

 

子どものつまさき歩きの原因

 

子どものつまさき歩きは、成長の過程で見られる動作の一つです。子どもは特定の時期に、つま先で立ったり、歩いたりすることを楽しむことがあります。他の子を真似て行ったり、少し高い位置からの景色を楽しんだり、好奇心から行うこともあるでしょう。

その多くが一時的なもので、必ずしも心配する必要はありません。しかし、2歳を過ぎてもつま先歩きが継続し、そのほかの発達の遅れなどが同時に見られる場合、発達障がいの可能性もでてきます。以下で詳しく解説します。

 

2歳を過ぎてもつま先歩きが継続している場合

 

子どもつまさき歩きは、成長の過程で一時的に見られることがあります。しかし、2歳を過ぎても継続して見られる場合は、発達障がいの一つである「自閉スペクトラム症(ASD)」の可能性が考えられます。

 

自閉スペクトラム症(ASD)とは

自閉スペクトラム症(ASD)とは、発達障がいの一つです。主に以下のような特性があります。

・非言語的コミュニケーション(ジェスチャーなど)の理解が難しい
・会話のやりとりが一方的になることが多い
・他者の感情や視点を理解するのが難しい
・特定の物事や活動に対して異常に強いこだわりを示す
・ルーチンや一定の習慣を好み、それが崩れると不安やパニックを感じる
・特定の動作を繰り返す(手を振る、体を揺すぶるなど)
・光や音、触感に対して過敏である
・服の質感や食べ物の食感に敏感であ
・読み書きや計算など、特定の学習分野で困難を示すことがある
・言葉の習得が遅れることがある
・文を繰り返したり、特定の言葉やフレーズを好んで使うなど、独特な言語使用が見られることがある など

※特性の程度や困難の現れ方は、人それぞれ異なります。

自閉スペクトラム症の子どもは、感覚過敏により足底の感覚が過敏で足底をべったりつきたくない場合や、感覚刺激を求めるための自己刺激としてつま先歩きをすることがあります。つま先歩きだけで自閉スペクトラム症と判断されるわけではありませんが、ほかにも上記のような様子が見られる場合には、小児科や整形外科、専門家へ相談するとよいでしょう。​ 

参考:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

 

つまさき歩きの早期改善の重要性

つま先歩きは子どもの歩行癖として一般的に見られますが、長期間にわたって続くと、足首やかかとの筋肉の発達に悪影響を及ぼし、将来的にさまざまな問題を引き起こす可能性があります。

具体的には、正常な歩行の妨げとなり、歩行時のバランスや姿勢の問題、骨盤の歪みなどを引き起こすこともあるでしょう。そのため、つまさき歩きが継続して見られている場合は、早めに小児科や整形外科、専門家への相談をおすすめします。

上記でも紹介しましたが、自閉症スペクトラム症の場合、つまさき歩きは感覚過敏が原因かもしれません。感覚過敏とは、周囲の音や光、感触などの刺激に対して過敏な状態です。聴こえない音や光を感じるため注意力が多方面に散ってしまうという特徴があることから、さまざまなトラブルが起きやすいとも言われています。

その感覚過敏を引き起こす原因としては、原始反射であるモロー反射の残存が考えられています。モロー反射を調えることで、自閉スペクトラム症の症状の寛解も期待できるでしょう。つまさき歩きのほか、自閉スペクトラム症の困りごとは、ぜひLUMOへご相談ください。

 

まとめ

今回は、2歳児のつまさき歩きの原因について解説しました。子どものつまさき歩きは、成長の過程で見られることが多くあります。好奇心から行うことも珍しくありません。しかし、2歳を過ぎてもつまさき歩きが継続している場合は、発達障がいの可能性もでてくるでしょう。つまさき歩きが長期間にわたって続くと、将来的にさまざまな問題を引き起こす可能性があるため、早めに医療機関や専門家へ相談しましょう。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。

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