COLUMNコラム

言葉の遅れはテレビの見せすぎが原因?発達障がいの関連性についても

運動療育がもたらす効果

子どもへのテレビの見せすぎは、言葉の遅れの原因になり得ます。子どもの健全な発達は、多くのママやパパにとって関心の高いことです。特に、言葉の取得は成長過程において重要であり、言葉の遅れがあると不安になるママやパパも多いでしょう。

今回は、子どもの言葉の遅れに関して、テレビが原因となる理由や発達障がいとの関連性を解説していきます。テレビを見せる目安の時間についても月齢別に紹介しているので、健全な成長のための参考にしてください。

 

テレビの見せすぎは言葉の遅れの原因になる

 

テレビは教育的な内容を提供できる一方で、長時間の視聴は子どもの発達に悪影響を及ぼします。特に言葉の発達において、テレビから一方的に流れる情報は、子どもが言葉を学ぶ過程において重要な「相互作用」の機会を奪ってしまうとされているからです。

通常、子どもはママやパパ、他の子どもたちとの対話を通じて新しい単語を学び言語能力を発達させます。しかし、テレビの前に長時間座っているとママやパパとのコミュニケーションの時間が減少し、結果として言葉の習得が遅れてしまいます。

言語発達の専門家は、子どもが言葉を学ぶためにはママやパパとの豊かな会話や読み聞かせ、歌や遊びを通じての相互作用が不可欠です。「自分が発する言葉に対して反応がある」ということが、子ども自身が言語のニュアンスを理解し、コミュニケーション能力を養うのに役立つのです。

 

子どもにテレビを見せる時間の目安

 

テレビを適切に使用すれば、教育的なメリットを受けられます。しかし、視聴時間と内容、見る環境には注意が必要です。ママやパパは子どもがテレビから受ける影響を理解し、適切に利用をしていきましょう。

ここでは、テレビを見せるときの注意点を月齢別、シーン別に説明していきます。

 

0歳の頃

0歳の乳幼児期は脳の発達が非常に速く、視覚や聴覚から得る刺激が脳の成長に重要な役割を果たします。しかし、0歳の頃にテレビを見せることは望ましくないと言われています

テレビからの一方的な情報流入が、子どもの脳に過剰な刺激を与え、適切な人間関係を築くためのコミュニケーションの時間を奪うからです。0歳児には、親や保護者との肌触り、直接的な会話や共有する遊びといった実際の人間関係から得られる経験が最も重要です。

 

1〜3歳の頃

1歳から3歳にかけての子どもは、言葉を学び始める重要な時期です。この年齢の子どもに対しては、テレビの視聴時間を1日に15分から30分程度に制限することが推奨されます。また、テレビを見せる際には、教育的な内容で子どもの年齢に合った番組を選ぶことが重要です。

さらに、テレビ視聴を共同の活動としママやパパが一緒に視聴し、画面上で見た内容について声がけしたり歌を歌ったりすることが、子どもの言語能力の発達に役立ちます。

 

食事中のテレビは避けよう

食事中のテレビ視聴は、多くの家庭で見られる光景です。しかし、この習慣は避けたほうがよいでしょう。食事時間は家族が会話を交わし、一日の出来事を共有する大切な時間です。

テレビがついていると会話が減少し、子どもの言葉の習得や社会的スキルの発達に悪影響を及ぼす可能性があります。また、テレビを見ながらの食事は食べ過ぎの原因にもなるため、肥満のリスクも伴います。

 

言葉の遅れは発達障がいの可能性も

 

子どもが言葉を話し始める時期は個人差があります。しかし、明らかに同年代の子どもたちと比較して言葉の発達が遅れている場合、発達障がいの可能性もあるでしょう。

発達障がいの一つである自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠如・多動性障害(ADHD)は、言葉の遅れやコミュニケーションの困難を伴うことあります。発達障がいは、言語発達だけでなく非言語的コミュニケーションや行動の調整にも影響を与えるため、早期の適切なサポートが必要です。

 

言葉の遅れは運動で改善できる

言葉の遅れは、原始反射の残存が原因として考えられます。原始反射とは生まれつきもっている本能的な能力のことであり、一般的には生後数カ月で消失します。原始反射が残っていると学力や運動能力、社会生活など、さまざまな場面に影響がでることもあるでしょう。

そのため、子どもたちの成長と発達の促進ために、原始反射を調えることは重要な要素と言えます。

原始反射は運動によって調えられるので、子どもの言葉の遅れで悩んでいるママやパパはぜひLUMOへご相談ください。

 

まとめ

 

 

 

子どもへのテレビの見せすぎは、ママやパパとのコミュニケーションの機会を減少させ、結果的に言葉の遅れの原因になることがあります。言葉の遅れだけでなく、その他の発達上の問題が見られる場合は発達障がいの可能性も考えられるので、早めに医療機関を受診するとよいでしょう。

子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。

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