COLUMNコラム

新生児が抱っこ中にのけぞる理由は?対策や対処法についても

運動療育がもたらす効果

赤ちゃんが抱っこ中に頻回にのけぞるため、不安を感じているママやパパもいるのではないでしょうか。新生児ののけぞりは正常な行動であり、成長とともに自然に治ることが一般的です。

しかし、頻繁に起こったり、他にも気になる症状があったりする場合は、病気や発達障がいの可能性があります。そこで今回は、新生児が抱っこ中にのけぞる理由や対策について紹介します。

 

新生児ののけぞり(反り返り)とは

新生児ののけぞりとは、抱き上げたときに体を反らせて頭を後ろにそらしたり、体をよじったりするような動きのことです。のけぞりが頻回に見られると、心配や不安になることもあるでしょう。しかし、のけぞりは赤ちゃんの意思表示のひとつです。

多くの赤ちゃんに見られる正常な行動であり、多くの場合は心配ありません。ただし、まれに自閉症スペクトラムの症状として、のけぞりが見られる新生児もいます。

 

新生児ののけぞり(反り返り)の理由

 

新生児ののけぞりには、以下の理由が考えられます。

 

  • 抱っこを不快に感じている
  • 体を動かしたい
  • 脳性まひの可能性

抱っこを不快に感じている

おむつが濡れたり、お腹が空いたりすると、不快感から体を反らせてしまうことがあります。また、その日の気分でしてもらいたい抱っこの体勢が異なるため、その時の気分でいやな抱っこ方法の場合、のけぞることもあると考えられています。

抱っこで赤ちゃんが暑くなっていないか、抱っこしている大人の服がチクチクしていないかなど、赤ちゃん目線になって確認してみましょう。

 

体を動かしたい

体を動かしたくて、のけぞる可能性もあります。赤ちゃんのココロやカラダが発達してくると、自分の意志で動きたいという欲求が芽生えるからです。

寝返りを練習するために腰をよじるような動きを見せたり、見たいもののある方向へ体を向けようとしたり、カラダを動かすためにのけぞるような姿勢になることもあると言われています。

脳性まひの可能性

のけぞりが症状として現れる病気として、脳性まひがあります。脳性まひは、胎児のうちに何らかの原因により脳に損傷が起こり、成長に遅れが出てしまう病気です。脳性まひの新生児は、本人の意思とは関係なくのけぞってしまう症状が出ます。

しかし、のけぞることだけでは脳性まひとは診断されません。脳性まひかどうか気になる場合は、かかりつけの医師へ相談しましょう。

 

新生児ののけぞり(反り返り)の対策と対処法

 

新生児ののけぞりが激しい場合、以下の方法を試してみてください。

  • 抱っこの仕方を変えてみる
  • 抱っこしているママやパパの服装を変えてみる

抱っこの仕方を変えてみる

新生児が抱っこされるのを嫌がる場合、抱っこの仕方が原因かもしれません。以下のような抱っこの仕方に変えてみましょう。

・赤ちゃんの首や頭をしっかり支える
・赤ちゃんの体全体を包み込むように抱っこする
・赤ちゃんが外の景色を見られるよう前向き抱っこをする
・お腹が温まる横向き抱っこをする

のけぞっても危険がないように、両手で抱っこすると、包まれている安心感も与えられます。赤ちゃんとママにとって気持ちいい抱っこをいろいろと試してみるとよいでしょう。

抱っこしているママやパパの服装を変えてみる

新生児は、ママやパパの服装にも敏感です。以下のような服装を変えてみましょう。

・柔らかい素材の服を着る
・香水や強めの香りの柔軟剤は避ける
・明るい色の服を着る

柔らかい素材で安心感を与えたり、明るい衣類で赤ちゃんの興味を惹きつけたりと工夫してみましょう。

 

新生児ののけぞり(反り返り)と発達障がいの関連性について

 

自閉症スペクトラムの赤ちゃんはのけぞりが見られることがあります。しかし、のけぞりだけで発達障がいと診断することはできません。のけぞりの他に、以下のような症状がないかチェックしてみましょう。

・体が硬く、体を反らせやすい
・音や光、触覚に過敏に反応するなど、感覚過敏の特性がある
・目を合わせない、喃語を話さないなどコミュニケーションの遅れを感じる
・同じ行動を繰り返す、こだわりがある

これらの症状を伴う場合は、発達障がいの可能性があります。のけぞりも含め、自閉スペクトラム症は生活でさまざまな困りごとが起こるでしょう。しかし、早期に療育を受けることで症状の改善に期待できます。

 

まとめ

 

新生児が抱っこ中にのけぞる理由は、不快な要素があったり、カラダを動かしたかったりすることが原因です。まれに脳性まひや発達障がいの症状であることも考えられるので、心配な場合は、早めに医師に相談することが大切です。

子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。

 

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