COLUMNコラム
いってもやめない子どもへの対処法を紹介!発達障がいと問題行動について
「いってもやめない子どもに困っている…」
「いってもやめないときの対処法は?」
このような疑問や悩みを抱えているママやパパも多いのではないでしょうか。
いってもやめない問題行動には、さまざまな原因が考えられます。適切な対処法を覚えておかないと問題行動が悪化してしまうかもしれません。そこで今回は、子どものいってもやめない問題行動の理由と、対処法について解説します。
この記事を読むことで以下の内容がわかります。
- 子どものいってもやめない問題行動の理由
- いってもやめない子どもの対処法
いってもやめない子どもの対処法に困っているママやパパはぜひ参考にしてください。
いってもやめない…問題行動の背景
子どものいってもやめない問題行動には以下の理由が考えられます。
- 発達障がい・グレーゾーンである
- ママやパパに注目してほしい
発達障がい・グレーゾーンである
発達障がい・グレーゾーンの子どもは、以下の特性があります。
- コミュニケーションが苦手で状況への適応が難しい
- 情動的な行動がある
- 感情のコントロールが難しい
発達障がい・グレーゾーンの子どもは、コミュニケーションが苦手なため、相手の意図することを察し理解することが困難です。そのため、社会の期待や新しい環境に適応することが難しく、不安やストレスを感じやすい傾向にあります。
我慢できずすぐに叫ぶなどの衝動的や、すぐに泣いたり怒ったりするなどの感情コントロールが困難なことからも問題行動が生じやすいのです。
ママやパパに注目してほしい
ママやパパからの愛情確認のため問題行動を繰り返すケースです。子どもはママやパパからの視線のあり方でその愛情を確かめようとすることがあります。「ママやパパにもっと見にきてほしい」と思っている子どもが自分の力で親を振り向かせたいとき、たくさん泣いたり騒いだりいたずらをしたりして、ママやパパの気を引きます。
- 泣けば来てくれる
- 騒げば振り向いてくれる
- いたずらをすれば飛んできてくれる
上記のような行動を問題行動ととらえるママやパパもいるかもしれません。しかし、子どもからすると叱られたとしても結果的にママやパパに注目してもらえたとポジティブに解釈されます。
「叱る」は問題行動をエスカレートさせる
叱ることは問題行動への対処方法のひとつですが、過度に叱ることは問題行動をエスカレートさせてしまうこともあります。叱ることが子どもにとってポジティブな結果につながっている可能性があるからです。例えば、子どもはママやパパに怒られたとしても、自分に注目されているとみなすことがあります。
注目してもらいたくて問題行動を繰り返します。このとき過剰に反応するほど、「かまってもらえた」とより一層親の愛情を感じる場合もあるでしょう。また、過度に叱ることが子どもの感情を不安定にさせ、より困った言動をとる可能性もあります。
いってもやめない子どもへの対処法
ここでは、いってもやめない子どもへの対処法を紹介します。
- 問題行動に注目しない
- 正の強化
問題行動に注目しない
問題行動をあえて気づかないふりをして、正しい行動に移れたら褒めるのが有効です。問題行動をとってもママやパパは注目してくれない、正しい行動をとると注目してくれるということを学習させます。気づかないふりをすることで問題行動がエスカレートするかもしれません。
それでも気づいていない態度を貫いてください。そして子どもが良い行動に移れたら褒めてあげましょう。普段からたくさんほめることで自己肯定感も高まります。
正の強化
心理学では、いい結果が得られる行動が増えていく行動を正の強化といいます。子どもは自分にとっていい結果を得られるとその行動を繰り返しますが、反対に悪い結果がもたらされるとそれを避けます。これは大人も同様です。いってもやめない子どもへは、いい結果につながる行動を褒めて伸ばしてあげましょう。
例えば、親の愛情を確認するためにいたずらを繰り返すケースでは、大切なのは普段の生活の中での関わりです。日ごろから可能なだけ子どもと積極的に関わり、できていることに目を向け、たくさん褒めてあげることで多くの愛情を伝えていきましょう。
まとめ:いってもやめない原因を把握し適切な対応をとろう
いってもやめない問題行動の原因として「発達障がい・グレーゾーンである」「ママやパパに注目してほしい」などが考えられます。原因をしっかり把握して、適切な対処をおこなうことが重要です。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
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