COLUMNコラム
【2・3・4・5歳】集団行動が苦手な年少の子どもの特徴とは
「集団行動が苦手な子どもの特徴や原因が知りたい…」
「集団行動が苦手な子どもへの対処法が知りたい…」
今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。本記事では以下の内容についてわかります。
- 集団行動が苦手な子どもの特徴や原因
- 集団行動が苦手な子どもへの対処法
それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
集団行動が苦手な子どもの特徴
就学前の2〜5歳の子どもの場合、以下の行動が見られることがあります。
集団行動が苦手な子どもの特徴
- 先生の声がけに反応しない
- 団体で行動する際にひとりだけよそ見をしたり保護者のもとへいったりする
- 友達や先生を叩いたり、他の子どものおもちゃをとったりする
- ルールや順番を守るのが苦手
- ひとりで遊ぶことが多い
※個人差がありますので、参考程度にお考えください。
集団行動が苦手な理由と原因
集団行動が苦手な理由は年齢によってさまざまです。年代別に見ていきましょう。
- 2〜3歳は集団行動自体がむずかしい
- 4〜5歳ころから友達と遊べるようになる
2~3歳は集団行動自体がむずかしい
2〜3歳であれば、そもそも集団行動自体が困難です。ようやく言葉を覚えてきた時期ですが、まだまだ言葉不足で、自分の思いをうまく伝えることもむずかしいでしょう。成長につれコミュニケーション能力が身につき、徐々に集団行動に適応できるようになります。
4〜5歳ころから友達と遊べるようになる
3歳くらいからコミュニケーション能力を身につけ、4〜5歳にかけて友達と意思疎通をとおして遊べるようになります。しかしこの時期は自我が強く、自分の欲望や感情を表現することが多いですが、少しずつ自制心も芽生え、許したり譲ってあげたりなどコミュニケーションの幅も広がります。
自己中心的な行動が目立つ年頃ですが、徐々に社会性が育ち、自然と集団行動ができるようになるでしょう。
集団行動が苦手な子どもへの対処法
集団行動を苦手とする子どもに対し、適切な支援をおこなうことで改善されることもあります。そこで今回は、対処法として4つ紹介します。
- 少人数から慣れる
- 焦らず長い目で見守る
- 出来たことを褒める
- モロー反射の統合
少人数から慣れる
最初から大人数での行動を求めるのではなく、まずは少人数の集団から始めてみるのも効果的です。少人数の集団で行動することで、本人の心理的負担が少なく、ストレスや不安も軽減されます。少人数の集団での経験を通じて、少しずつステップアップしながら集団行動への自信を育んでいくとよいでしょう。
焦らず長い目で見守る
一般的に5〜6歳頃から社会性が身につくといわれていますが、個人差もあるためすべての子どもに当てはまるわけではありません。個々の発達段階を理解し、適切なサポートを提供しながら無理のないペースで成長できるよう配慮することが大切です。
子どもの個性を尊重し、自信を育む環境を提供することで、自然な形で集団行動を身につけていくことが期待できるでしょう。
出来たことを褒める
集団行動の中で、何か出来たことがあればたくさん褒めてあげましょう。小さなことや当たり前のことでも褒めることで本人にとっては自信につながり、自己肯定感が高まります。自己肯定感が高まることでモチベーションもあがり、やる気にもつながります。
さらに褒めることで子どもは自分を客観視できるようになり、他者との関わりでも生かされるため、良好な人間関係を築いていけるでしょう。
モロー反射の統合
モロー反射とは原始反射のひとつで、モロー反射の残存が集団行動や友達と遊ぶのが苦手な原因になることがあります。
反抗的で攻撃的な態度をとったり、物を投げたり壊したりする行為は、感情をうまく表現できない場合や、不満やストレスの解消ができていない子どもに多く見られます。いけないのがわかっていてもそのような問題行動が頻繁に見られる場合は、モロー反射の残存により意思とは裏腹にそのような行動を起こしている可能性があります。
モロー反射を調えることによって、感覚過敏を改善し集団に対応できるようになったという例も多く聞かれています。
モロー反射は運動によって調えられるので、気軽にLUMOヘご相談ください。
成長につれ社会性が育ち集団行動に適応できる
2~3歳はそもそも集団行動自体がむずかしく、4〜5歳頃からコミュニケーション能力が高まり、意思疎通を通じて友達と遊べるようになります。しかし個人差もあるため、個々の発達段階を理解し、適切なサポートを提供しながら無理のないペースで成長できるよう配慮することが大切です。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。