COLUMNコラム
じっとしていられない子どもの原因は?対処法や接し方についても紹介
「子どもがじっとしていられない理由と原因が知りたい…」
「じっとしていられない子どもへの対処法が知りたい…」
今回はこれらの悩みや疑問を解決します。本記事では以下の内容についてわかります。
- 子どもがじっとしていられない理由と原因
- じっとしていられない子どもへの対処法
詳しく解説するので参考にしていただけたら幸いです。
じっとしていられない子どもの理由と原因
たいていの場合は、3歳半〜4歳ごろになると、動き回るのを抑えようとする脳の抑制機構が成熟し次第に落ち着いてきます。しかし、この頃になっても他の子に比べて落ち着きがなかったり、じっとしていられなかったりする場合、ADHD(注意欠如・多動症)の可能性も考えられるでしょう。一概にすべての子どもに当てはまるわけではないので、参考程度にお考えください。
ADHD(注意欠如・多動症)の主に見られる症状について見ていきましょう。
- 多動性
- 衝動性
- 不注意
多動性
ADHD(注意欠如・多動症)の子どもは、じっとしていたり、静かにしていたりすることが苦手な特性があります。座っていても手足をそわそわして落ち着きがなかったり、不適切な状況で走り回ったりする様子が見られるのが特徴です。
衝動性
思考よりも先に行動に移す傾向があり、反射的な反応や即座の欲求が強く見られます。我慢がむずかしく、順番を待てず割り込む、質問が終わる前に答えるなどの特徴が見られます。
不注意
注意・集中することが苦手な特性です。物事を忘れる、物をなくす、集中力がなく飽きっぽいなどの特徴があります。他にも、約束事を忘れたり、予定を重複してしまうなどの様子が見られることもあるでしょう。
ADHD(注意欠如・多動症)の子どもは、周囲の理解と協力のもと、適切なサポートと快適に生活が送れる環境を提供することが大切です。
じっとしていられない子ども(ADHD)との接し方
ADHD(注意欠如・多動症)の子どもが、快適な生活を送るための接し方について解説します。
- 感覚過敏への対策をとる
- 出来たらたくさん褒める
- 生活リズムをつくる
感覚過敏への対策をとる
感覚過敏とは、周囲の音や光などの刺激に対して過敏な状態を言います。多くの場合は、聞こえない音や光を感じるため注意力が多方面に散ってしまうという特徴があります。感覚過敏を引き起こす原因のひとつとして、原始反射であるモロー反射の残存が考えられます。モロー反射を調えることで、ADHD(注意欠如・多動症)の症状の寛解が期待できるでしょう。
モロー反射は運動によって調えられるので、気軽にLUMOへお問合せください。
出来たらたくさん褒める
ADHD(注意欠如・多動症)の子どもに対し、何か出来たことがあればたくさん褒めてあげることが効果的です。どんな小さなことでもたくさん褒めてあげることでことで本人にとっては自信につながり、自己肯定感が高まります。多くの成功体験を積むことで本人のやる気もあがり、モチベーションアップにつながります。
さらに褒めることで子どもは自分を客観視できるようになり、他者との関わりでも生かされるため、良好な人間関係を築いていけるでしょう。
生活リズムをつくる
生活リズムをつくることで、子どもの安心につながります。たとえば、家でのスケジュールをつくり、「18時に夕食を食べる」「19時にお風呂に入る」など決めておくとよいでしょう。生活リズムを整えることで心が安心し、落ち着いた生活が送れます。
ADHD(注意欠如・多動症)を理解し適切な環境を提供しよう
子どもがじっとしていられない原因として、ADHD(注意欠如・多動症)の可能性が考えられます。ママやパパ、周囲が特性を理解し、適切な対応やサポートをすることが重要です。自己肯定感を高め、本人のやる気アップを目指しましょう。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。