COLUMNコラム
【1・2・3・4・5歳】言葉が遅い子どもの特徴
「言葉が遅い子どもの特徴や原因が知りたい…」
「言葉の遅れの改善方法が知りたい…」
今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。本記事では以下の内容についてわかります。
- 言葉が遅い子どもの特徴と原因
- 言葉の遅れの改善方法
詳しく解説しているので、参考にしていただけたら幸いです。
言葉が遅い子どもの特徴
言葉が遅い、遅れている子どもは、以下の特徴が見られることがあります。
言葉の遅れのある子どもの特徴
- どの年齢においても音に対する反応が少ない
- 9ヶ月ころになっても喃語が聞かれない
- 18か月ころになっても有意語がない
- 24か月ころまでに「こちらに来て」「座って」などの指示が理解できない
- 36か月になっても意味のない言葉をいうことが多い
- 5歳以降になっても流暢に話せない
- どの年齢においても鼻声が強い、声の強さ、高さ、質に問題がある
参考：つだ小児科クリニック
言葉が遅い原因
言葉が遅い子どもの原因として、以下が考えられます。
- 言語発達遅滞の可能性
- 聴覚障がいの可能性
- 発達障がいの可能性
- 原始反射の残存
それぞれ詳しく見ていきましょう。
言語発達遅滞の可能性
言語発達遅滞とは、話すことや言葉の理解通常の成長と比べが大幅に遅れる状態を指します。生活年齢から予測される平均的な状態よりも大幅に遅れることをいいます。
成長の過程で自然に改善される場合もありますが、発達や聴覚に障がいがあり、それらの原因で言葉が遅れている可能性もあります。次項で詳しく解説していきます。
聴覚に問題がある
通常言葉は耳で聞いて覚えるため、聴力に問題があり、そもそも声が聞こえていないことが原因で言葉が遅れている可能性があります。名前を呼んでも返事をしなかったり、聞き返しが多かったり、テレビの音を大きくしたりすることが多い場合、聴力に問題がある可能性が高いでしょう。
少しでも子どもの聴覚に異変を感じたら、かかりつけの医師へ相談してみてください。
発達障がいの可能性
脳に何らかの問題があり、発達障がいや知的障がいがあることから言葉の遅れにつながっている可能性も考えられます。言葉の遅れだけで判断はできませんが、他にもこだわりが強い、落ち着きがないなどの行動がある場合は、発達障がい知的障がいの可能性が高いでしょう。
原始反射の残存
原始反射の残存が言葉の遅れの原因として考えられます。原始反射とは生まれつきもっている本能的な能力のことです。原始反射が残っていると学力や運動能力、社会生活にも影響がでる可能性もあるでしょう。そのため、子どもたちの成長と発達の促進ために、原始反射を調えることは重要な要素ともいえます。
原始反射は運動によって調えられますので、気軽にお問合せください。
言葉の遅れには療育がおすすめ
言葉の遅れは、療育で改善されることもあります。
- 療育とは？
- 療育を受けるには
療育とは？
療育とは、障がいのある子どもやその可能性がある子どもに対して、個人の特性や発達状況に合わせて、困りごとや苦手の解決と将来の自立、社会参加などを目指しておこなう支援です。
主な目的は以下のとおりです。
療育の目的
- 子どもの可能性を最大限に引き出す
- 子どもの生活能力や社会性、自己肯定感を高める
- 子どもとその家族の負担を軽減する
療育は初心者でもわかりやすい形で子どもの成長と発達をサポートする重要な取り組みといえるでしょう。
療育を受けるには
療育を受けるためには、「受給者証」の取得が必要です。受給者証には「通所受給者証」と「入所受給者証」の2種類があるため、それぞれ対応する施設を利用するために申請が必要です。障がい児通所支援の場合は、市区町村の福祉担当窓口にて、障がい児入所支援の場合お住まいの地域の児童相談所にて申請をおこないます。
施設は実際に見学して決めましょう。可能であれば体験入学をおすすめします。実際に体験してみなければわからないことも多いため、後悔することもあるかもしれません。
集団療育や個別療育などの形式もあるので、実際に体験してみて、子どもが楽しく成長できる環境を選んであげてください。
集団療育と個別療育についてこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ：言葉の遅れの原因を理解し適切なサポートを
子どもの言葉の遅れは聴覚の問題や発達障がいなど、さまざまな原因が考えられます。原因を把握して適切なサポートを提供することが重要です。療育によって改善される場合もありますので、ご検討ください。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。