COLUMNコラム
言葉が遅い子どもの原因は発達障がい?改善方法も紹介
「言葉が遅い子どもの原因が知りたい」
「改善方法が知りたい」
今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。本記事は、以下の内容についてわかります。
- 言葉が遅い子どもの原因
- 言葉が遅い子どもの支援方法
詳しく解説しているので、参考にしていただけたら幸いです。
言葉が遅い原因
言葉が遅い原因として、以下の3つが考えられます。
- 性格や生活環境
- 聴覚障がい
- 発達障がい
性格や生活環境
もともと内向的でおとなしい性格の子どもは、自ら話すことが少ない傾向があるといわれています。同年齢の子どもと比べて言葉が少ないとママやパパにとっては心配になることも多いと思います。しかし、呼びかけに対して適切に反応し、言葉を理解している様子であれば心配ありません。
また、生活環境が影響していることも考えられます。たとえば、子どもが話す前に大人が先回りして発言してしまうと、子どもの言葉の成長に影響を及ぼすこともあります。子どもが何かを伝えようとしていたら、先回りせず子どもの発言を待つのも大事です。
子どものペースに合わせて、丁寧にコミュニケーションを取ることで自然な形で言葉の成長を促進できるでしょう。
聴覚障がい
言葉の発達が遅い子どもは、聴力に問題がある可能性も考えられます。0~3歳児は文字を読むことが難しく、言葉を耳で聞いて覚えています。日常生活で子どもの聞こえに問題を感じた場合は、かかりつけの医師へ相談してみるとよいでしょう。
早期の発見と適切な対応が子どもの言語発達にとって重要です。
発達障がい
2~3歳になっても言葉が出なかったり、遅れていたりする場合、発達障がいの可能性も考えられます。しかし、言葉の表出のみによっては判断がむずかしいため、他者との関係性やコミュニケーションの領域の発達にも目を向けることが必要です。
【年齢別】言葉の発達目安
言葉の発達目安を年齢別で紹介します。
言葉の目安
- 【0〜1歳】喃語「あーあー」「うー」など
- 【1歳〜1歳6ヶ月頃】一語文「まんま」「わんわん」など
- 【1歳6ヶ月〜2歳頃】二語文「わんわん いた」「ぶーぶ きた」など
- 【2歳〜2歳6ヶ月頃頃】三語文「パパ おしごと いく」など、「どうして?」「なんで」などの疑問も増えてくる
- 【2歳6ヶ月〜3歳頃】模倣 発音がしっかりしてくる、大人の言うことを模倣したがる
- 【3歳〜4歳頃】複文 2つ以上の述語が組み合わせた複文を話せるようになる、代名詞や助詞などの文法を使い、日常的な言葉のやり取りができるようになる
- 【4歳〜5歳頃】コミュニケーション 話す意欲が高い時期 言葉で自己主張ができる
あくまで目安なので、参考程度にお考えください。
言葉が遅い子どもの支援方法
言葉が遅い子どもへの支援方法を4つ紹介します。
- 積極的にコミュニケーションを図る
- 主体的な言葉を引きだす
- 明確な言葉でゆっくりと話す
- 前頭葉の活性化
積極的にコミュニケーションを図る
言葉が遅い子どもに対しては、積極的にコミュニケーションを図るとよいでしょう。特に、子どもが興味を持つものに対して話すことがおすすめです。興味があることに対しては、自発的に話すことも多くなるからです。
また、子どもに質問をする際には、「はい」「いいえ」では答られない開かれた質問をすることも効果的でしょう。
環境を整える
子どもが注意を向けた対象について話し、話しやすい環境をつくってあげることが大切です。子どもが自ら意思表示や表現をおこない、自発的に言葉を使ってコミュニケーションをとれることを目指しましょう。視覚的な注意が向いているときに耳から情報を与えると、言葉を理解しやすくなるので効果的です。
ママやパパが子どもに対し積極的に話しかけ、一緒に楽しみながら言葉を覚えるきっかけをつくってあげてください。
明確な言葉でゆっくりと話す
子どもと会話をする際は、わかりやすくはっきりとした言葉をゆっくりと話すことが重要です。ゆっくりわかりやすく話すことで、子どもが言葉の内容を理解しやすくなるからです。難しい言葉は使わず、子どものペースを合わせながら話すよう心がけるとよいでしょう。
また、目を合わせて会話をすることで、話に集中しやすくなるので効果的です。
前頭葉の活性化
言葉は前頭葉の運動性言語中枢が関わっているため、 前頭葉を活性化させることが重要といわれています。前頭葉を活性化には以下の運動が有効です。
- あいうべ体操
- 笑う
- 言葉のキャッチボール
- 手先の運動
- 粘土や物をつまむ
まずは、土台である脳幹を調えることが必要です。そのため、モロー反射を調えることから始めることも効果的とされています。以下の運動を試してみると良いでしょう。
- 大の字
- ヒトデ体操
モロー反射は運動によって調えられるので、気軽にLUMOへお問い合わせください。
まとめ:適切な支援で言葉の遅れを改善しよう
言葉の遅れは、もともとの性格によるものや、聴覚障がい、発達障がいなどさまざまな原因が考えられます。ただし、発達障がいは言葉の遅れだけで判断することはむずかしいため、まずはかかりつけの小児科へ相談するとよいでしょう。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。