COLUMNコラム
文章問題が苦手な理由は発達障がい?【学習障がい】
「文章問題が苦手な理由が知りたい…」
「対処法が知りたい…」
今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。本記事では以下の内容についてわかります。
- 文章問題が苦手な理由
- 文章問題が苦手な子どもへの対処法
詳しく解説しているので、参考にしていただけたら幸いです。
文章問題が苦手な原因は学習障がい(LD)の可能性も
学習障がい(LD)とは、全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く・話す・読む・書く・計算・推論する能力のうち、1つ以上の習得・活用に困難を示す発達障がいのことです。
主に以下の3つにわけられます。
学習障がい(LD)の種類
- 読字障がい(ディスレクシア)
- 書字障がい(ディスグラフィア)
- 算数障がい(ディスカリキュリア)
文章問題が苦手な理由としては、読字障がい(ディスレクシア)が考えられるでしょう。
学習障がい(LD)の子どもは、学校生活において以下のような困難を抱えることがあります。
学習障がい(LD)の困難
- 学習の遅れや失敗を多く経験する
- 授業についていけないことのよる孤立感や劣等感
- 自信喪失や学習意欲につながる
しかし適切な支援を受けることで、学習や生活において苦手や困難が克服できます。学習障がいの子どもが抱える困難を理解しながら適切な支援を提供し、子どもたちの成長と自立をサポートしていくことが重要です。
文章問題の苦手を克服!読字障がい(ディスレクシア)の支援方法について
読字障がい(ディスレクシア)の子どもへの支援方法について紹介します。
- 読み方やフォントによる工夫
- 療育を受ける
読み方やフォントによる工夫
文章を読んでいる最中に指で読んでいる箇所をなぞったり、鉛筆や定規を当ててすでに読んだ行を隠したり、厚紙などを切って1行だけ見えるようなシートを使ったりする方法が効果的です。読字障がい(ディスレクシア)の子どもは、読んでいる最中に無意識に文字を読み飛ばしています。
また、プリントやタブレットの文字などには、分かりにくいフォントが使用されている場合もあるため、フォントの変更もおすすめです。たとえば、UD(ユニバーサルデザイン)フォントは、文字の形がわかりやすく、書いた文字と同じような書体で書かれており読みやすさを重視したフォントです。
子どもが勉強しやすいようにいろいろな工夫を試しながら、適切な学習環境を提供してあげるとよいでしょう。
療育を受ける
療育は、子どもの個々の特性や発達状況に合わせて、一人ひとりに合ったプログラムを作成しておこなわれます。子どもに合った環境で学習できるので、必要なスキルが身につけやすくなります。
学習障がいは勉強の遅れや自信の低下などにつながり、不登校にもなりかねません。早期療育を受けることで学習の遅れを最小限に抑え、個性や能力を活かしながら自立した生活を送れることが期待できるでしょう。
まとめ:文章問題が苦手な理由は読字障がい(ディスレクシア)の可能性がある
文章問題が苦手な理由は、読字障がい(ディスレクシア)の可能性が考えられます。読字障がい(ディスレクシア)は学習障がい(LD)のひとつです。勉強方法を工夫しながら、適切な支援とサポートの提供が重要です。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
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