COLUMNコラム
3歳児の発達障がい・グレーゾーンの特徴を紹介【心配いらないケースも】
「3歳児の発達障がいの特徴が知りたい」
「発達障がいだったらどうしよう…」
今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。本記事では以下の内容についてわかります。
- 3歳児の発達障がいの特徴
- 3歳で発達障がいと診断されたらたらするべきこと
発達障がいによる特性のあらわれ方は人それぞれです。発達障がい・グレーゾーンの特徴、発達障がいと診断されたらするべきことについて詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
発達障がいとは
発達障がいとは、脳のはたらき方に個性が強く、物事のとらえ方や行動の仕方に違いがあるため、日常生活に困難がある状態を指します。しつけや育て方の問題ではなく、脳の機能の偏りが原因です。診断名が同じでも特性のあらわれ方は人それぞれで、複数の障がいの診断基準に該当することも少なくありません。また、年齢・発達段階によって同じ子どもでも異なった診断がされる場合もあります。
発達障がいは特性そのものを完全になくすことは困難ですが、周囲の対応を変えることや、子ども自身が社会的なスキルを習得することにより、日常生活をスムーズに送ることが可能です。発達障がいの理解と適切なサポートにより、個々の可能性を最大限に引き出し、充実した生活を送れるよう支援することが重要です。
参考:滋賀医学大学
3歳児の発達障がい・グレーゾーンの特徴
3歳児の発達障がいについて以下の内容を解説します。
- チェックリスト
- 原始反射の残存
- 発達障がいだと思ったら違った!心配のいらないケースも
チェックリスト
3歳児の発達障がい・グレーゾーンの特徴をチェックリストとして紹介します。
- 落ち着きがない
- 話を聞いていられない
- 会話が一方通行
- 片付けが苦手
- 癇癪を起こしたりパニックに陥ったりすることがある
- こだわりが強い
- 友達とすぐ喧嘩になりやすい
※個人差もありますので参考程度にお考えください。
原始反射の残存
生まれたての赤ちゃんに本能的に備わっている能力を「原始反射」といいます。原始反射は、成長とともに消失していくのが一般的ですが、発達障がいのある子どもたちは原始反射が残っていることがが多いとされています。
子どもは、脳の発達によって人間らしい理性的な思考や行動ができるようになっていくのですが、原始反射が残っている場合、本能的に行動したり、自分自身のコントロールが困難だったりします。
学力や運動能力、社会生活にも影響がでる可能性もあるので、原始反射を調えることは重要な要素といえるでしょう。
発達障がいだと思ったら違った!心配のいらないケースも
ママやパパのなかでは発達障がいかもしれないと思っていても、成長につれ不安が消えていくケースもあります。癇癪を起こしやすかったり泣き続けたりすることが多い場合、ただ発語が遅い、追いついていないことも考えられます。その場合は言葉を習得し、感情を伝えられるようになっていけば発達障がいの不安は消えていくでしょう。
誰にでも長所や短所、苦手なことがあります。特に3歳児であれば成長のスピードは個人差が大きいでしょう。すぐに診断を受けるわけではないとしても、本人の困りごとや生きづらさを解決するために診断が有効かもしれないと思うのであれば医療機関へ相談してみてください。
3歳で発達障がい・グレーゾーンと診断されたら療育を検討してみよう
ここでは、療育について解説します。
- 療育とは
- 療育を受けるメリット
- 療育を受けるためには
療育とは
療育とは、障がいのある子どもに対する支援のことです。専門家が子どもの特性に合わせたアプローチをおこない、自立した生活が送れるように支援します。
支援では、子どもの個性を大切にしながら、生活の質の向上が主な目的といえるでしょう。また、療育は発達支援とも呼ばれ、発達障がいや、グレーゾーンの子どもにもおこなわれます。療育は初心者でもわかりやすい形で子どもの成長と発達をサポートする重要な取り組みです。
療育は、児童発達支援や放課後等デイサービスなどの障がい児通所支援でおこなわれます。
療育を受けるメリット
療育を受けるメリットは主に以下3つが挙げられます。
- 専門的なサポートを受けられる
- 苦手なことを克服できる
- 成長のきっかけとなる
専門的なサポートを受けられる
苦手なことを克服できる
療育を受けることで、子どもが苦手とすることを克服する手助けができます。療育の場では子どもをありのまま認めてもらえ、自己肯定感が高まるでしょう。
成長のきっかけとなる
療育を受けることで、子どもの良さを伸ばすための適切なはたらきかけや関わり方を学べます。療育を通じて、子どもの成長を促せるでしょう。
療育を受けるためには
療育を受けるためには、「受給者証」の取得が必要です。市区町村の自治体が交付し、療育などの福祉サービスを受ける際に利用されます。受給者証の取得により療育の利用金額を支援してもらえるため、基本的に自己負担額は1割で済みます。
受給者証には「通所受給者証」と「入所受給者証」の2種類があるため、それぞれ対応する施設を利用するために申請が必要です。自治体によって申請方法や必要な書類が異なるため、事前に確認して必要な書類を用意しましょう。
まとめ:発達障がいと診断されたら療育を検討してみよう
療育は子どもの特性に合わせたアプローチをおこない、自立した生活が送れるように支援します。発達障がいの理解と、適切なサポートの提供により、個々の可能性を最大限に引き出し充実した生活を送られるよう支援することが重要です。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。