COLUMNコラム
【2~3歳】癇癪を起こす子どもの特徴とは
「癇癪を起こす子どもの特徴は?」
「子どもが癇癪を起こしたらどう対処いたらいい?」
今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。本記事では以下の内容がわかります。
- 癇癪を起こす子どもの特徴
- 子どもが癇癪を起こしたときの対処法
子どもの癇癪とは、感情の爆発や制御不能な状態をいいます。子どもの癇癪に困っているママやパパも多いのではないでしょうか。癇癪を起こす子どもの特徴に加え、癇癪を起こしたときの対処法についても紹介するのでぜひ参考にしてください。
子どもの癇癪(かんしゃく)について
子どもの癇癪について以下の内容を解説します。
- 子どもの癇癪の特徴
- 癇癪と発達障がい
- 発達障がいと原始反射
子どもの癇癪の特徴
子どもの癇癪は、激しく泣いたり奇声を出したりして感情を表現し、自身の行動や感情のコントロールが難しくなる状態をいいます。パニック状態に陥り声を荒らげて泣いたり奇声を発したり、床にひっくり返って泣き叫んだり物を投げたりすることもあるでしょう。
癇癪の原因はストレスや欲求不満に対し、うまく言葉で表現できないためイライラや反抗的な行動が増える場合があるためといわれています。ただし個人差もありますので、子どもによって行動は異なるでしょう。
成長につれ自分の意志をうまく言語化ができるようになると、癇癪を起こすことも徐々に少なくなるかもしれません。
癇癪と発達障がい
発達障がいの特徴が癇癪の起きやすさに影響していることがあります。たとえば、行動や興味の偏りがあるために、特定のことにこだわりが強い子どもは、それが崩れると不快感やストレスを感じて癇癪を起こすことがあります。また、他の人との意図を組むことが困難で、自分の思いどおりに行動できないと不快感を覚えて癇癪を起こすこともあるでしょう。
これらの特徴が癇癪の背景となる場合、適切な支援やサポートが必要です。
発達障がいと原始反射
発達障がいやグレーゾーンの子どもたちにおいて、原始反射を調えることが重要といわれています。
原始反射は生後期に出現する生物学的な反射であり、通常は成長とともに自然に消失していきますが、発達障がいのある子どもたちは原始反射が残っているケースが多いとされています。
原始反射が残っていると自分自身をコントロールすることが困難だったり、本来の生体リズムをうまく刻めていなかったり、学力や運動能力、社会生活にも影響がでる可能性もあるでしょう。子どもたちの成長と発達をサポートするために、原始反射を調えることはは欠かせない要素ともいえます。
子どもの癇癪(かんしゃく)はどう対処すればいい?
原始反射のひとつであるモロー反射を調えることで、癇癪のきっかけになる音や光に対する過敏、環境への緊張感を緩和できるといわれています。
それでは実際に、子どもが癇癪を起こした際の具体的な対処法を見ていきましょう。
- 安全を第1に考える
- 冷静になるのをまつ
- 感情を受け止める
安全を第1に考える
子どもが癇癪を起こした際、暴れる可能性もあるため周囲の安全に注意する必要があります。子どもを安全な場所に移動させたり、身近な危険物を取り除いたりすることが重要です。さらに、パニック状態を落ち着かせるために静かで刺激の少ない環境を提供することも効果的でしょう。
冷静になるのをまつ
子どもが癇癪を起こした場合は、子どもが冷静さを取り戻し、自分の感情をコントロールできるようになるまで静かにまちましょう。叱ったり怒ったりすると興奮が増す可能性があるのでママやパパも冷静でいることが重要です。子どもが落ち着いてきたら適切なコミュニケーションや、解決策の提案をしましょう。
感情を受け止める
感情を受け止めることは、癇癪を起こした子どもとの接し方で重要といわれています。感情を受け止めることで子どもは自分の感情を認識し、理解されていると感じられます。そのため、子どもが感情を表現する際には積極的に話を聞きましょう。感情や思いを尊重し、共感の気持ちを示すことが大切です。言葉だけでなく表情やジェスチャーを通じて子どもに寄り添い、話したいことをじっくりと聞いてあげましょう。
まとめ:2〜3歳の子どもの癇癪は言葉でうまく伝えられないことが原因
子どもの癇癪は、成長につれ自分の意志をうまく語源化ができるようになると落ち着いていくでしょう。
子どもが癇癪を起こした際の対処法としては、以下の3つを意識してみてください。
・安全を第1に考える
・冷静になるのをまつ
・落ち着いたら褒める
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。