COLUMNコラム
【2~3歳】子どもの広汎性発達障がいとは
「2~3歳の子どもの広汎性発達障がいの特徴は?」
「広汎性発達障がいがある子どもとの接し方が知りたい」
今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。本記事では以下の内容がわかります。
- 2~3歳の子どもの広汎性発達障がいの特徴
- 広汎性発達障がいがある子どもとの接し方
広汎性発達障がいとは、神経発達の障がいの1種であり、早期から現れる持続的な発達上の課題が特徴といわれています。広汎性発達障がいがある子どもとの接し方についても紹介するので、参考にしていただけたら幸いです。
子どもの広汎性発達障がいについて
子どもの広汎性発達障がいについて以下の内容を解説します。
- 広汎性発達障がいとは
- 広汎性発達障がいの3つの特徴
- 発達障がいと原始反射
広汎性発達障がいとは
広汎性発達障がいとは、コミュニケーション能力や社会性に関連する脳の領域に関係する発達障がいの総称といわれています。他には以下を含みます。
- 自閉症
- アスペルガー症候群
- レット障がい
- 小児期崩壊性障がい
- 特定不能の広汎性発達障がい
これらの障がいは、社会的な相互作用やコミュニケーションに困難を抱え、異なる行動パターンや興味関心を示すことが特徴といわれています。早期の発見と適切なサポートが重要となるでしょう。
(参考:政府広告オンライン)
広汎性発達障がいの2つの特徴
広汎性発達障がいの特徴は主に以下の2つです。
- コミュニケーションの困難
- 制限された・繰り返し行動のパターン
コミュニケーションの困難
広汎性発達障がいでは、社交的なスキルや表情の読み取り、適切な身体的な接触の理解などに課題が生じることがあります。これは、コミュニケーションや社会的な相互作用の困難さが原因ともいわれています。人との関わりや会話において、他人の感情や意図を理解し、適切な反応を示すことが難しい場合も多いでしょう。
制限された・繰り返し行動のパターン
繰り返しの動作や言葉の使用、特定のものへのこだわり、日常のルーティンの変更に対する抵抗などが見られるのも広汎性発達障がいの特徴といわれています。たとえば、同じ行動や言葉を繰り返したり、特定の興味や関心に強く執着したりします。日常のルーティンが変わることに対しては抵抗を示し、予測可能な環境や安定性を求める傾向にあるでしょう。
発達障がいと原始反射
発達障がいやグレーゾーンの子どもたちにおいて、原始反射を調えることが重要といわれています。
原始反射は生後期に出現する生物学的な反射であり、通常は成長とともに自然に消失していきますが、発達障がいのある子どもたちは原始反射が残っているケースが多いとされています。
原始反射が残っていると自分自身をコントロールすることが困難だったり、本来の生体リズムをうまく刻めていなかったり、学力や運動能力、社会生活にも影響がでる可能性もあるでしょう。子どもたちの成長と発達をサポートするために、原始反射を調えることはは欠かせない要素ともいえます。
広汎性発達障がいの子どもとの接し方
広汎性発達障がいの子どもとの接し方で気をつけるポイントは以下の3つです。
- コミュニケーションの工夫
- ペースを合わせる
- パニック時にも冷静に
コミュニケーションの工夫
広汎性発達障がいがある子どもとのコミュニケーションでは、言葉や表現に工夫が必要といわれています。簡潔で明確な言葉を選び、理解しやすい表現を心がけましょう。また、表情やジェスチャーを交えることで、子どもが言葉だけでなく視覚的な情報でも意図を理解しやすくなります。相手の目を見て話すことや、身振り手振りを使ってメッセージを補強しましょう。これらの工夫により、より円滑なコミュニケーションが期待でき、子どもとの関係性が築きやすくなります。
ペースを合わせる
広汎性発達障がいがある子どもと接する際、子どものペースに合わせることも大切といわれています。焦らずに子どもが自分の意思で何ごとにも参加できる環境を提供しましょう。自身のペースで快適に行動できることで安心感を得られこともあります。子どものストレスを与えない環境をつくり、個々のペースを尊重しましょう。
パニック時にも冷静に
広汎性発達障がいがある子どもがパニックに陥った場合でも、ママやパパは冷静さを保つことが重要といわれています。まずは静かで刺激の少ない場所に子どもを移動させ、安心感を与えます。子どもが自身の感情を落ち着かせる時間と空間を提供しましょう。たとえば、落ち着けるお気に入りのものや活動を提供したり、深呼吸を促したりします。このようにパニック時にも冷静に接することで、子どもの安全とココロの安定を促進できるでしょう。。
まとめ:広汎性発達障がいは神経発達の障がいの1種
広汎性発達障がいとは、コミュニケーション能力や社会性に関連する脳の領域に関係する発達障がいの総称といわれています。
広汎性発達障がいがある子どもとの接し方として以下の3つを意識すると良いでしょう。
・コミュニケーションの工夫
・ペースを合わせる
・パニック時にも冷静に
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。