COLUMNコラム
イヤイヤ期の特徴とは?【成長している証】発達障がいとの違いについても
「イヤイヤ期の特徴は?」
「イヤイヤ期と発達障がいは関係ある?」
今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。本記事では以下の内容がわかります。
- イヤイヤ期の特徴や
- イヤイヤ期と発達障がいの違い
イヤイヤ期とは自己主張が強くなって自分の気持ちを押しとおそうと、「イヤ」を繰り返すことが多くなる時期をいいます。発達障がいとの違いについても紹介するので、参考にしていただけたら幸いです。
イヤイヤ期の特徴や原因
ここでは、イヤイヤ期について以下の内容を紹介します。
- そもそもイヤイヤ期とは?
- イヤイヤ期は2歳がピーク
- イヤイヤ期は子どもが成長している証
そもそもイヤイヤ期とは?
イヤイヤ期とは、自己主張が強くなって自分の気持ちを押し通そうと、「イヤ」を繰り返すことが多くなる時期をいいます。個人差はありますが、一般的には1歳半ごろから始まり、3~4歳ごろには落ち着くことが多いでしょう。
イヤイヤ期の典型的な行動としては、ママやパパのいうことに逆らったり、自分の意見や欲求をはっきりと示したりすることがあげられます。
ママやパパにとっても大変な時期ですが、イヤイヤ期は一時的な過渡期であり、成長と発達を通じてさまざまなことを学んでいきます。子どもの気持ちを理解し寄り沿い、共感をもって接してあげましょう。
イヤイヤ期は2歳がピーク
イヤイヤ期のピークは2歳前半〜2歳後半が多いといわれています。原因はストレスや欲求不満に対し、うまく言葉表現できないためイライラや反抗的な行動が増える場合があるためです。ただし個人差もありますので、子どもによって行動は異なります。
成長につれ言葉で会話ができるようになると、イヤイヤ期も徐々に落ち着くでしょう。言葉を通じて自分の気持ちや欲求を伝えられるようになるため、ストレスや不満を解消しやすくなります。
イヤイヤ期は一生続くわけではないので、ママやパパがイヤイヤ期の特性をきちんと理解して子どもとのコミュニケーションを大切にし、イヤイヤ期を乗り越えましょう。
イヤイヤ期は子どもが成長している証
イヤイヤ期は子どもが成長している証であり、自己主張が芽生えてきたことを示しています。この時期に子どもがイヤイヤと反抗的な態度をとるのは、自分自身を認識し、自己意識をもち始めたからです。
イヤイヤ期は子どもが自己主張をするために必要な段階です。ママやパパにとっても負担が大きく大変な時期ですが、「イヤイヤ期は子どもが成長している証」とポジティブにとらえましょう。
イヤイヤ期と発達障がい
イヤイヤ期がひどいと発達障がいを心配するママやパパも多いのではないでしょうか。ここでは、イヤイヤ期と発達障がいについて以下の内容を解説します。
- イヤイヤ期と発達障がいの違い
- 発達障がいとは?
- 発達障がいと原始反射
イヤイヤ期と発達障がいの違い
イヤイヤ期は幼児期に見られる一時的な成長段階であり、自己主張が芽生え、感情のコントロールが未熟なためイライラや癇癪を起こすことがあります。これは一般的な発達の一環であり、自己表現をしようとする過程といわれています。
一方発達障がいは、発達において特定の課題や障がいが見られます。発達障がいの中には、感情のコントロールや社会性、コミュニケーション能力に課題がある場合が多く見られます。これらはイヤイヤ期とは異なり、持続的に見られるのが特徴です。
発達障がいとは
発達障がいは広汎性発達障がい(ASD)、学習障がい、注意欠陥多動性障がい(ADHD)など、脳の発達に関連する障がいのことです。発達障がいのある子どもたちは他人との関係づくりや、コミュニケーションが苦手なことがあります。一方で、特定の能力においては優れている場合もあり、そのバランスが周囲から理解しにくい面もあるでしょう。
発達障がいの人々が自立し、社会で自分の能力を伸ばすためには、子どもの頃から「気づき」と「適切なサポート」が重要とされます。また、私たち1人ひとりが発達障がいについて理解を深めることも必要です。
発達障がいと原始反射
発達障がいやグレーゾーンの子どもたちにおいて、原始反射を調えることが重要といわれています。
原始反射は生後期に出現する生物学的な反射であり、通常は成長とともに自然に消失していきますが、発達障がいのある子どもたちは原始反射が残っているケースが多いとされています。
原始反射が残っていると自分自身をコントロールすることが困難だったり、本来の生体リズムをうまく刻めていなかったり、学力や運動能力、社会生活にも影響がでる可能性もあるでしょう。子どもたちの成長と発達をサポートするために、原始反射を調えることはは欠かせない要素ともいえます。
まとめ:イヤイヤ期は子どもが成長している証
イヤイヤ期は子どもが成長している証であり、自己主張が芽生えてきたことを示します。ママやパパにとっても大変な時期ですが、イヤイヤ期は一時的な過渡期であり、成長と発達を通じてさまざまなことを学んでいきます。子どもの気持ちを理解し寄り沿い、共感をもって接しましょう。
子どものニーズに合わせた対応を心がけ、自信を持って成長できる環境を作ってあげてください。医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。