COLUMNコラム
ADHDの女の子に多いと言われる特徴は？育て方や接し方のポイントについても
「ADHDの小学生の女の子の特徴は？」
「育て方や接し方がわからない…」
今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。
本記事は、下記の内容についてわかります。
・ADHDがある小学生の女の子の特徴について
・ADHDがある小学生の女の子の育て方や接し方のポイントについて
ADHDがある女の子の場合、男の子とは異なる特徴が見られる場合があります。
育て方・接し方のポイントについても詳しく解説していくので、参考にしていただけたら幸いです。
ADHDがある小学生の女の子の特徴について
ADHDの特徴を、男の子と女の子それぞれ解説していきます。
ADHDの男の子の特徴
男の子の場合、主に下記の3つの特徴があります。
・多動性
・行動の衝動性
・飽きっぽさ
詳しく見ていきましょう。
多動性
男の子のADHDでは活発な動きや体の不安定さ、場所を離れたり走り回ったり、多動性が顕著に見られる場合があります。
行動の衝動性
男の子のADHDでは衝動的な行動が目立つ場合があります。
思考よりも先に行動に移す傾向があり、反射的な反応や即座の欲求が強く見られます。
飽きっぽさ
男の子のADHDは物事に飽きやすい傾向があります。
新鮮な刺激を求め、長期的な関心を持つことが困難です。
ADHDの女の子の特徴
続いて、女の子に見られる主な特徴を3つ見ていきましょう。
・内向的な傾向
・発達省がいが見逃されやすい
・内的な衝動性
内向的な傾向
女の子の場合、ADHDの症状が内向的な形で表れることが多く、活動的な行動や多動性は男の子ほど顕著ではありません。
発達障がいが見逃されやすい
理由としては、もともとの性格も考えられますが、親や先生の要求に 応えようという意欲が強く我慢強いことがあげられます。
内的な衝動性
衝動性は男の子にも見られますが、女の子の場合は内的に現れることが多いのです。
たとえば、感情のコントロールや衝動的な言動が見られる場合があります。
ただしこれらの特徴は一般的な傾向であり、個々の子どもには異なる表現が見られる場合があります。
ADHDの小学生の女の子の育て方・接し方のポイントについて
ここでは、ADHDのある小学生の女の子の育て方・接し方について詳しく解説します。
大事なポイント5つをそれぞれ見ていきましょう。
・ルーティンと予測可能性の提供
・明確な指示とサポート
・自己肯定感の促進
・適切な休息と身体的な活動
・コミュニケーションと理解
ルーティンと予測可能性の提供
定期的なスケジュールやルーティンをつくることで、子どもに安定感を与えます。
毎日の活動の順序を明確にし、視覚的なカレンダーやタイマーを活用すると良いでしょう。
明確な指示とサポート
子どもに対して明確な指示を与えることが重要です。
一度にたくさんの情報を伝えるのではなく、ひとつずつ確認しながら伝えるようにしましょう。
作業の分割や整理、視覚的な補助教材（チェックリストやマインドマップなど）を活用して、子どもが理解しやすくなるようにサポートしましょう。
自己肯定感の促進
成功体験や取り組みの努力を積極的に認め、褒めることで自己肯定感を高めます。
目標設定や報酬制度を導入することで、モチベーションを向上できます。
適切な休息と身体的な活動
ADHDの子どもは長時間の集中が難しいことがあります。
適度な休息やカラダを動かす時間を設けましょう。
スポーツや運動活動など、身体的な活動を通じて運動エネルギーを発散させることが大切です。
コミュニケーションと理解
子どもの感情や思考に寄り添い、コミュニケーションを大切にしましょう。
気持ちや意見を尊重することが重要です。
学校や家庭での困難やストレスについて話し合い、支援することで自己認識と情緒の安定につながります。
（参考：発達省がいへの対応）
まとめ：ADHDの女の子の特徴を理解し育て方・接し方を工夫しよう
ADHDの女の子のパパ・ママにとって、特徴を理解し受け入れることが重要です。
育て方・接し方については下記の5つを意識してみると良いでしょう。
・ルーティンと予測可能性の提供
・明確な指示とサポート
・自己肯定感の促進
・適切な休息と身体的な活動
・コミュニケーションと理解
子どものニーズや強みを理解し、状況に応じて柔軟に対応することも大切です。
医師や専門家と連携しながら最適なサポート策を見つけましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。
原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。