COLUMNコラム

2歳から3歳の子どもはエネルギッシュで好奇心旺盛な時期ですが、中には落ち着きがなく、集中力が続かない子どももいます。

この記事では、2歳から3歳の子どもが落ち着きがない場合に関連する発達障がいについて記載していきます。

2歳児の落ち着きのなさは発達障がい？

2歳児のイヤイヤ期の特徴として、なんでもかんでもイヤイヤという表現をしたりします。

とにかくイヤ！と言いたい時期で、たとえ好きなおもちゃを前にしてもイヤ！と主張したりするこがあります。

一方、環境的な理由もあります。

例えば、じっくり相手をしてもらえなかったり、ママやパパのライフスタイルが仕事などであわただしい場合に、子どもが情緒不安定になってしまい落ち着かなくなるという場合があります。

上記のような理由から、2歳児の自分の子どもが発達障がいであるのか、イヤイヤ期にあるのかは慎重に見極めていくことが重要だといえます。

3歳児の落ち着きのなさは発達障がい？

一方、3歳児のイヤイヤ期は反抗期に近いイヤイヤ期といえます。

3歳になり子供は自己主張を覚えていくことで、自分でこれがしたい！あれがしたい！これはイヤだ！と主張するようになります。

また、3歳は自我が芽生えてくるとはいえ、言葉がまだ発達しておらず、コミュニケ―ションをうまく伝えることができません。

そのために、イヤイヤがイライラへ変換されてしまい、物を投げたり、人をたたいたりということにつながるのです。

上記のような理由から、3歳児においても、自分の子どもが発達障がいであるのか、反抗期に近づいているイヤイヤ期にあるのかは慎重に見極めていくことが重要だといえます。

2～3歳児の落ち着きのなさの改善方法とは

日常生活で子どもの落ち着きをサポートするために、以下の改善方法を検討することも役立ちます。

安定的な環境を与える

子どもにとって予測可能で構造化された環境を提供することが重要です。

ルーティンやスケジュールを作成し、子どもに安定感を与えることができます。

クラスルームや学習環境の調整

学校や保育園などの学習環境では、子どもの落ち着きを促すための適切な調整が必要です。

静かな作業スペースや注意を引きつける教材の使用など、子どもの個別のニーズに合わせた配慮が必要です。

リラックスやストレス管理の活動

リラックスやストレス管理の活動を取り入れることで、子どもの落ち着きをサポートすることができます。

音楽を聴く、描画やヨガなどの活動を行うことで、子どもがリラックスできる環境を提供します。

運動療育施設への参加

発達障がいがある子どもの保護者として、運動療育施設への参加も有益です。

他の保護者と情報や経験を共有し、支え合いながら子どもの落ち着きの向上に取り組むことができます。

まとめ

2歳から3歳の子どもが落ち着きがない場合には、注意欠陥多動性障がい（ADHD）、自閉症スペクトラム障がい（ASD）、感覚統合処理障がい（SPD）などの発達障がいが関与している可能性があります。

子どもの落ち着きのなさは、子ども自身の発達段階や個別の特徴によっても異なる場合があります。

診断と適切なサポートを受けるためには、医師や心理学者、発達専門家との相談が重要です。

専門家は子どもの行動や発達を評価し、必要な支援や介入方法を提案することができます。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。
この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。

この機会に療育を通じた子どもの行動の発達を促してはいかがでしょうか？