COLUMNコラム

「子どもが吃音を発症した原因を知りたい」
「吃音は改善する？」

今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。

本記事では、下記の内容についてわかります。

・2〜3歳の子どもが吃音を発症する原因について
・吃音は改善するの？

結論からいうと吃音は半数以上は小学生までには改善するといわれています。

詳しく解説していくので、参考にしていただけたら幸いです。

2〜3歳の子どもの吃音について

吃音について詳しく見ていきましょう。

吃音とは

吃音とは話す際に言葉や音が詰まったり、繰り返したりする状態を指します。

下記の3つの特徴があります。

・言葉がスムーズにだせず声がつまる
・言葉の一部を何度も繰り返す
・言葉を長く引き延ばす

一般的には「どもる」とも呼ばれます。

吃音は早期の介入や家族の理解とサポートも重要です。
専門家の指導や情報源を活用しながら、個々のニーズに合わせたアプローチをとりましょう。

2〜3歳の子どもの吃音の具体的な3つの症状

具体的な症状は主に下記の3つがあります。

・反射とブロック
・長い伸ばし音
・無音期間

反復とブロック

吃音は言葉や音の一部を反復することがあります。
たとえば、「あ-あ-あ-あっ」のような現象です。
また、言葉や音の発声が途切れるブロックも頻繁に起こります。

長い伸ばし音

吃音は特定の音や音節を伸ばすことがあります。
たとえば、「◯◯して」を「◯◯しーて」のような話し方です。

無音期間

吃音は話し途中に一時的な無音期間が生じることがあります。
がんばって言葉をだそうとするが、言葉が出ないまま一時停止する状態です。

半数以上は小学生までに改善するといわれている

吃音は多くの場合、成長とともに改善する傾向があり、特に幼児期に発症した場合自然な経過で症状が軽減されます。
個人差はありますが、幼少期に吃音を克服し、完全に流暢な話し方を身につけられます。

2〜3歳の子どもにおこる吃音の原因

吃音の起こる原因は、下記の3つの要素が関与しているといわれています。

・遺伝的要因
・脳や神経の発達
・環境要因

遺伝的要因

吃音は遺伝的な要因も考えられています。
パパ・ママから子どもに遺伝することがあります。

脳や神経の発達

吃音の症状がみられる人は、言語を制御するための脳の働きや神経の発達に問題がある可能性があります。
言葉の制御やリズムを調整する能力に関わる部分が異なる働きをすることが原因とされています。

環境要因

吃音はストレスやプレッシャーの多い環境、コミュニケーションの困難など、心理的・社会的な要因も発症を引きおこす原因とされています。
緊張状態やコミュニケーションのむずかしさが吃音を引き起こすこともあります。

言語やコミュニケーションの発達の遅れ

吃音は言語やコミュニケーションの発達が遅れている場合も発症することがあります。
言葉の習得や、会話のスムーズさが他の子どもより遅い場合に吃音があらわれることがあります。

2〜3歳の子どもの吃音は半数以上は改善する

吃音を発症する原因は、個人差はありますが、半数以上は小学生までには改善するといわれています。

また、適切な支援や専門家の指導を受けることで自己表現やコミュニケーションスキルが向上できます。
理解とサポートを受けながら、吃音に対して前向きに向き合い、自信を持って話すことが目標になるでしょう。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。

原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。