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転換性障がいとは?子どもが発症した場合の対応方についても

運動療育がもたらす効果


「転換性障がいとは?」
「子どもが発症したらどうしたらいい?」

今回はこういった悩みや疑問を解決していきます。

本記事は、下記の内容についてわかります。

・転換性障がいの症状や原因について
・発症した場合の対応について

転換性障がいは心身の症状があらわれる障がいの一種で、子どもの症状を理解し受け入れることが重要です。
詳しく解説していくので、参考にしていただけたら幸いです。

子どもの転換性障がいについて

子どもの転換性障がいについて

転換性障がいの下記の3つの内容について詳しく見ていきましょう。

・転換性障がいとは
・転換性障がいの主な4つの症状
・発症の主な4つの原因

転換性障がいとは

転換性障がいは心身の症状があらわれる障がいの一種で、身体的な問題や症状が心理的な要因によって引き起こされることが特徴です。

具体的な症状は個人によって異なります。

転換性障がいの4つの症状

転換性障がいの症状は主に下記の4つになります。

・麻痺または筋力低下
・無力感や動作困難
・発声困難または声の変化
・感覚障がい

それぞれ詳しく解説します。

 

麻痺または筋力低下
転換性障がいは特定のカラダの部位や、全身の筋肉の動きが制限されるような症状があります。

たとえば手・足の麻痺や、力が入らなくなります。

無力感や動作困難
転換性障がいは日常生活の動作が困難になることがあります。

歩行困難や姿勢の変化、手の震えなどがみられる場合もあります。

発声困難または声の変化
転換性障がいは声を出すことに困難を感じ、声がかすれたり、声が出なくなったりすることがあります。

感覚障がい
転換性障がいは視覚や聴覚などの感覚に異常を感じることがあります。

視界のぼやけや聞こえ方の変化、音や光に対する過敏な反応などが見られることもあります。

転換性障がいの原因

子どもの転換性障がいの原因は明確にはわかっていません

一般的な原因として考えられる要素は下記の3つです。

・心理的・精神的要因
・心理社会的要因
・個人的な特性や性格

心理的・精神的要因

ストレスやココロの負担、トラウマ、心理的な衝撃などが転換性障がいの原因となることがあります。

子どもは感情やストレスを適切に処理するための成熟した方法をもっていないため、心身の症状として現れることがあります。

心理社会的要因

家庭環境の変化や学校などでのプレッシャーやトラブル、人間関係の問題などがストレスを引き起こし心身の症状が現れるきっかけとなる場合があります。

個人的な特性や性格

子どもの性格や特性も転換性障がいの発症に関与するとされています。

たとえば感情を内に溜め込みやすい、ストレスに敏感な性格の子どもは心身の症状を発症しやすい傾向があります。

転換性障がいの多くの場合、原因は複合的であり、心理的な要素と生活状況の相互作用によって引き起こされることが考えられます。

子どもに転換性障がいの症状がみられたときの対応について

子どもに転換性障がいの症状がみられたときの対応について

対応と改善方法について詳しく解説します。

発症したら

転換性障がいの症状が発症したらまずは専門医(精神科医や心理療法士)の診断と治療を受けましょう。


パパ・ママの対応としては、子どもの症状を理解し、受け入れてあげてください。

子どもに対して否定的な感情や批判的な態度をもたず、感情や経験を尊重してください。

ココロの中で抱え込まずに気持ちを表現できる環境づくりを目指すと良いでしょう。

改善方法

転換性障がいを根本的に治療できる薬はなく、環境調整と精神療法が治療の主体となります。

子どもが抱えているストレスや葛藤状況を把握したうえで改善できるものを見つけだし、環境調整をおこなうとよいでしょう。

子どもの症状を理解し受け入れ、専門医との連携を通じて適切なケアを提供しましょう。

まとめ:子どもに転換性障がいの症状がみられたらまずは専門医へ

まとめ:子どもに転換性障がいの症状がみられたらまずは専門医へ

転換性障がいの原因は個々のケースによって異なりますが、多くの場合は複合的であり、心理的な要素と生活状況の相互作用によって引き起こされるとされています。

症状がみられたらまずは専門医の診断と治療を受け、子どもの症状を理解し、受け入れてあげましょう。

 

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