COLUMNコラム
目が合わない理由は自閉症じゃなかった?判断基準を解説
子どもと目が合わないと、自閉症を心配するママやパパは少なくありません。しかし、目が合わないからといって必ずしも自閉症とは限りません。
本記事では、目が合わないけど自閉症じゃなかったケースについて解説します。
目が合わないけど自閉症じゃなかったケースは多い
子どもが目を合わせないからといって、必ずしも自閉症とは限りません。例えば、おもちゃ遊びに夢中になっていたり、人見知りで恥ずかしがり屋な性格だったりすると、子どもは自然と目を合わせにくくなるものです。ママやパパが呼びかけても、すぐには反応しないこともあるでしょう。
こうしたケースの多くは、自閉症ではなく、子どもの性格的な特徴や興味の対象によるものだと考えられます。発達の個人差も大きいので、一概に自閉症とは判断できません。
目が合わない場合の自閉症の判断基準
子どもが目を合わせない場合、どのような特徴がみられると自閉症の可能性が高くなるのでしょうか。次のような行動が繰り返しみられる場合は、自閉症の可能性が考えられます。
・名前を呼んでも振り向かず、反応しない
・自分からママやパパに寄ってこない
・一緒に遊ぶことに関心を示さない
・アイコンタクトを極端に避ける
・表情の変化が乏しいなど
こうした特徴が複数当てはまる場合、自閉症の可能性が高まります。ただし、これらはあくまで目安であり、医師による正式な診断なくして自閉症と判断することはできません。子どもの行動観察を継続し、必要に応じて専門機関に相談することが大切です。
自閉症の特徴
自閉症には、目が合わないこと以外にも次のような特徴的な症状があります。
・他者の行動をまねしない
・言葉の発達の遅れや偏り
・同じ行動を繰り返す
・特定のものへのこだわりが強い
・感覚の過敏さや鈍麻
自閉症の症状は個人差が大きく、その程度も幅広いのが特徴です。しかし共通しているのは、社会性やコミュニケーション能力の発達に何らかの偏りや困難さがみられることです。こうした症状が日常生活に大きな支障をきたすようであれば、専門機関への相談が必要といえるでしょう。
自閉症が疑われたら
自閉症が疑われたら、以下の専門機関の専門窓口への相談をおすすめします。
・発達障がい者支援センター
・児童発達支援センター
・精神保健福祉センター
・保健所・保健センター
・児童相談所
発達障がいの子どもは、社会適応力を養っていくことが重要です。特性により、その場に合わない不適応行動をしてしまうことがあるからです。
LUMOでは、さまざまなお悩みに運動でアプローチします。自閉症のお子様についてもぜひご相談ください。
まとめ
目が合わないけど自閉症じゃなかったケースは多くあります。しかし、社会性やコミュニケーションの発達に何らかの偏りや遅れがみられるようであれば、なるべく早期に専門家への相談を検討しましょう。
LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。