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ずっとしゃべってる子どもは障がいの可能性はある?良くしゃべる子どもの心理について

運動療育がもたらす効果

子どもがずっと喋っていると、戸惑いを感じるママやパパもいるでしょう。しかし、子どもがよく喋るのは、成長過程では自然なことです。ただし、話し方や内容によっては、発達障がいの可能性を示唆している可能性もあります。

本記事では、子どもがずっと喋っている理由と、発達障がいとの関連性について解説します。

 

子どもがずっと喋ってる理由と喋りたがる心理

ママやパパに注目してもらいたい

子どもは、自分の話をママやパパに聞いてもらうことで、大切に思ってくれていると感じられます。普段なかなか構ってもらえない子どもは、たくさん話すことでママやパパの注意を引こうとするかもしれません。

子どもの話をしっかり聞いてあげることは、自信を育み、家族の絆を深めるために重要です。話を聞いてもらえない寂しさを感じた子どもは、さらに多くの話をしようとするでしょう。忙しい日々のなかでも、子どもとのコミュニケーションの時間を大切にすることが求められます。

 

周囲に認めてもらいたい

子どもがずっと話し続ける行動の背景には、認められたいという強い願望があります。自分の努力や成果をママやパパに伝えることで、褒めてもらいたい、認めてもらいたいと思っているのです。

子どもは、ママやパパからの評価を通じて自分の価値を確認し、自尊心を高めていくため、子どもの話に耳を傾け、褒めてあげることが大切です。反対に、ママやパパが子どもの話に興味を示さないと、子どもは自分の存在価値を疑うようになってしまうかもしれません。子どもの自信を育てるためにも、しっかりと話を聞き、認めてあげましょう。

 

自分の考えや気持ちを表現したい

子どもは、言葉を使ってコミュニケーションが取れるようになると、自分の意見や感情を周りに伝えることを楽しむようになります。しかし、周りの人の気持ちを考えられず、一方的に喋り続けてしまうこともありますが、これは言語能力が発達途上にある子どもの特徴です。

ママやパパは、子どもの自己表現を支持しつつ、人の話を聞くことの大切さや、対話のルールを教えていく必要があります。相手の気持ちを考えながら、自分の考えを伝える方法を身につけさせることが重要です。

 

注意欠如・多動性障がい(ADHD)・自閉症スペクトラム障がい(ASD)の可能性

子どもがずっと喋り続ける背景には、発達障がいが関連している可能性もあります。特に、注意欠如・多動性障がい(ADHD)や自閉症スペクトラム障がい(ASD)の子どもは、話のルールを理解するのが難しく、一方的に喋り続けてしまうことがあります。

ここでは、ADHDとASDの特徴について解説し、喋り続ける行動との関連性を探ります。

 

注意欠如・多動性障がい(ADHD)

ADHDの子どもは、多動性と衝動性が強く、じっとしていられない傾向があります。会話の際も、人の話を最後まで聞かずに口をはさんだり、話題を次々と変えたりすることがあるでしょう。また、自分の興味のある話題になると、それに没頭し、延々と喋り続けてしまうこともあります。

ADHDの子ども特徴とは?軽度・中度・重度の違い

 

自閉症スペクトラム障がい(ASD)

ASDの子どもは、言葉の意味を字義どおりにしか理解できなかったり、相手の表情から感情を読み取ることが苦手だったりします。また、自分の興味のある話題になると、相手の反応を確かめずに一方的に喋り続けてしまうことがあります。会話のキャッチボールが成立せず、独り言のように聞こえることもあるでしょう。

ADHDやASDの子どもには、こうした特性があることを理解し、適切な支援をおこなうことが大切です。

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ずっと喋ってる子どもの対応に悩んだら

子どもがずっと喋り続けるのは、言語能力が発達途上にある証拠です。ほとんどの場合、成長とともに自然に落ち着いていきます。しかし、喋り続ける行動が日常生活に支障をきたすようであれば、専門家に相談することをおすすめします。

ADHDやASDなどの発達障がいが背景にある場合、子ども自身では行動をコントロールするのが難しいこともあります。医療機関や児童発達支援センターなどの専門機関では、子どもの特性に合わせた療育プログラムを提供しています。早期の支援によって、子どもの健やかな成長を促していきましょう。

 

まとめ

 

子どもがずっと喋っている理由は、ママやパパからの注目を求めていたり、認められたい気持ちがあったり、自分の考えを表現したいからだったりと、さまざまです。成長過程では自然な心理ですが、話し方や内容によっては、発達障がいが関連している可能性もあります。特に、ADHDやASDの子どもは、会話のルールを理解するのが難しく、一方的に喋り続けてしまうことがあります。喋り続ける行動が日常生活に支障をきたすようであれば、専門家に相談することが大切です。

LUMOでは、原始反射の理論などを用いて脳を鍛えることで運動療育を促進しています。原始反射は、生まれつき備わっている反射であり、刺激に応じて自動的に生じる反応です。この原始反射を調整することは、カラダの発達や運動機能の向上に役立ちますが、同時に脳を鍛えることにもつながります。

発達障がいやグレーゾーンによる困りごとは、ぜひLUMOへご相談ください。

 

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